えきまえふぁんがオススメしたい、千葉県のイイ街5選

えきまえふぁんがオススメしたい、千葉県のイイ街5選

まとめ
2021.11.24 2022.06.15
EKIMAG

東京・神奈川・埼玉と共に、首都圏を構成する自治体のひとつ千葉県。総面積は5,158km²と首都圏の中では一番広く、東西南は海に囲まれ、内陸は平地と山、川、沼と資源にも非常に恵まれています。さらに平地の割合が多く、その交通網も、東京〜千葉を結ぶ総武線や、松戸・柏方面を結ぶ常磐線。私鉄では京成、新京成、東武、東京メトロ、つくばエクスプレスなどの路線が敷かれ、沿線ごとにも宅地開発が進められてきました。

筆者も千葉県在住ということで、これまでのえきまえふぁんの取材や、訪問を通じて得た情報から、千葉県でもぜひおすすめしたい街をご紹介します。

小さいからこそ便利 浦安市

浦安市の景観

まずご紹介するのは、東京からも近い東京湾岸の街「浦安市」。
最も有名なのは知らない人はいないであろう、東京ディズニーリゾートがある街です。

浦安駅
東京メトロ東西線 浦安駅

浦安は総面積17.30km²と県内で一番小さいながらも、その人口は約17万人と、人口密度は県内トップとなっています。
浦安市内にある鉄道駅は、東京メトロ東西線の浦安駅。JR京葉線の舞浜駅新浦安駅の3駅。いずれも快速列車が停車(※1)する、利用者数も多い駅が集まります。

舞浜駅
舞浜駅
新浦安駅
新浦安駅

そんな浦安市のイイと思ったポイントがこちら!

  • 車がなくても生活動線が確保できる。
  • 都心から近いので、通勤・通学が非常に便利。
  • 家賃が東京都に比べて一気に安くなる。

まず浦安市は、先述の通り総面積が県内一小さい市町村であることから、市内の各駅までのアクセスが非常に良い地域となっています。特に各駅間を結ぶバスも頻繁に運行されていることや、行政のサービスカウンターも各駅に設置されているので、手続き等も役所まで行かずとも済ませられるのは嬉しいです。

また浦安市は、旧江戸川を越えれば隣は東京都江戸川区となります。さらに東西線・京葉線で東京駅や日本橋駅・大手町駅などへ直通し、30分もあれば都心へ行けるアクセスの良さは非常に魅力的です。

さらに言うと、東京から県境を跨ぐことで、賃貸物件の家賃も1R〜1DKクラスで-0.2万円、2LDKクラスで-1万円近く相場が下がります。筆者も数年前まで浦安市に居住していましたが、敷礼ゼロ・オートロック付きの1LDKが7〜8万円台。治安も非常に良く、スーパーやコンビニも徒歩圏内に2〜3件と非常に住みやすかったです。

都心アクセスと住みやすさを重視する方にぜひオススメしたい街です。

(※1)=京葉線を朝夕ラッシュ時に走る通勤快速、特急列車はいずれも通過。

再開発が進む商業激戦区 津田沼駅/新津田沼駅

津田沼駅

県の北西部、船橋市や千葉市と隣接する習志野市の中心となるのがこちらの「津田沼駅」。JR総武線の駅で快速線も停車する他、西船橋より直通してくる東京メトロ東西線の列車も当駅で折り返します(朝夕のみ)。またJR津田沼駅から東へ200mほどの場所には新京成線「新津田沼駅」があります。駅舎自体離れてはいますが、両線ともに乗換駅として案内されています。

そんな津田沼のイイポイントはこちら!

  • お買い物に困らない、商業施設の多さ。
  • 再開発が進み、キレイな雰囲気の街並みになった。
  • さらなる再開発計画から、今後期待が高まる。
モリシア津田沼
モリシア津田沼

前述の通り、商業激戦区としても知られていることから、商業施設の多さはピカイチ!南側を代表する「モリシア」や北側の古参「津田沼パルコ」、新津田沼駅に直結する「イオンモール津田沼」などがもり立てます。残念ながら津田沼パルコは2023年に閉店が決まっていますが、今後どのように生まれ変わっていくかもぜひ注目したいですね。

奏の杜

そして南側一帯に真新しいニュータウンのような街並みが広がる「奏の杜」。元々は田畑が広がる田園地帯だった場所が生まれ変わり、津田沼の再開発の代名詞ともなったエリアです。現在でも宅地開発が進められている区画もあるので、今後も居住者が増えて賑わいを見せるようになるでしょう。

新津田沼駅周辺

また今後は新津田沼駅周辺でも、大規模な再開発が計画されているそうなので、こちらの動向もぜひ注目していきたいですね。

佐倉の新興住宅地 ユーカリが丘駅

ユーカリが丘駅

成田空港からほど近い佐倉市にあるのがこちら「ユーカリが丘駅」。京成本線と山万ユーカリが丘線が乗り入れ、駅舎はご覧の通り大きな建物で覆われているように見えますが、こちらは駅直結のホテルとなっています。

そんなターミナル駅のような様相のユーカリが丘、イイポイントはこちら!

  • 郊外らしからぬ高層マンションが立ち並ぶ、大都市のような雰囲気。
  • 地域の暮らしに密着した開発デベロッパーのサービス。
  • ユーカリが丘線は、街に馴染む生活の足。

ユーカリが丘の高層マンション群

佐倉市は千葉県でも郊外のエリアとなりますが、ユーカリが丘はそのイメージを覆すように立ち並ぶ高層マンション、区画整理された街並みは大都市にいるよう。そんなユーカリが丘は山万」という不動産会社がデベロッパーとなって開発が進められたニュータウン。40年も前から宅地開発が行われ、今もなお造成が進められています。また駅からほど近い場所には住居設備の販売コーナーがあったり、子育て支援施設が点在されていたりと、地域に密着したサービス展開がなされています。

ユーカリが丘線

ユーカリが丘を象徴するものの代表として挙げられるのは、こちらの「山万ユーカリが丘線」。住民の生活の足として地域の交通を支え、現在では数多くある新交通システムの走りとも言われています。ユーカリが丘を出発すると北へと走り、反時計回りに環状すると公園駅へと戻ります。またそのままユーカリが丘へ戻り、ラケットを描くように走るのが特徴です。また何より印象的なのは、ユーカリが丘から先の各駅の駅舎が、駅とは思えぬほど街に溶け込んでおり、景観を損なわず住みやすさを配慮した設計がされています。

北総線値下げで注目が高まる 千葉ニュータウン

千葉ニュータウン

県の北部に位置する白井市、船橋市、印西市に跨り、1960年代より開発が行われてきた大規模な新興住宅地「千葉ニュータウン」。そのアクセス路線として機能し、都心直通も行われているのが北総鉄道。その中で白井西白井小室千葉ニュータウン中央印西牧の原印旛日本医大の各駅が、千葉ニュータウンに含まれます。えきレポでも印西牧の原駅を取り上げましたが、今回は千葉ニュータウン全体をイイ街として取り上げさせていただきました!

そんな千葉ニュータウンのイイポイント!

  • 郊外ならではの大型商業施設が立ち並ぶ。
  • 新興住宅地ならではのモダンな街づくり。
  • 北総線の値下げで高まる人口増加と発展への期待。
BIG HOP
印西牧の原駅前にあるビックホップ

千葉ニュータウン自体は郊外に位置する街ですが、その許容面積が大きいからなのか、とにかく敷地の広い商業施設が多く並びます。各駅ごとにスーパーやドラッグストアが駅前に展開されていますが、特に大きい施設として挙げられるのが、千葉ニュータウン中央駅前の「イオンモール千葉ニュータウン」や「コストコ千葉ニュータウン倉庫店」、印西牧の原駅前の観覧車が印象的な「BIG HOP」やブランド最大を誇る「ジョイフル本田千葉ニュータウン店」など、建物の敷地面積もさることながら、各店舗とも駐車場の面積がかなり広いのも印象的です。

印西牧の原駅周辺の街並み

何と言ってもニュータウンという名の通り、きれいに区画整理された街並みは、見るだけで心が躍ります。憧れのマイホームはここに。。。?

北総鉄道
北総線の運賃値下げで今後の動向に注目が高まる

そして今後注目していきたいトピックとしてあげられるのが、北総線の運賃値下げ。かねてより高額な運賃が問題視されていましたが、2022年10月より値下げが行われることになりました。
注目したいのはやはりその値下げ幅ですが、初乗り運賃は210円→190円に。普通運賃は中距離帯を重点に最大100円(ICカード105円)値下げとなるようです。ただ今回の目玉となるは、通学定期券の値下げのようで、その値下げ幅は何と64.7%とかなり大きいもの。京成高砂~印西牧の原駅間の1ヶ月定期で10,000円。6ヶ月で54,000円の値下げとなり、学生さんや親御さんにとってはかなり助かる値下げとなりそうです。

北総線は成田スカイアクセス線の路線にも含まれますが、この値下げを機に利用者数が増えてくれることを願ってやみません。

発展しても資源は守るエモい街 流山おおたかの森駅

東武線改札

最後にご紹介するのは、県北部流山市のニュータウン「流山おおたかの森駅」。千葉のニコタマ(二子玉川)とも呼ばれる街で、えきレポでもご紹介しましたが、つくばエクスプレス開業に伴い開設された県内でも至極新しい駅となっています。そんな新しいながらも、魅力的なポイントはたくさんありました!

  • 充実した駅前の商業。
  • 安全への配慮が感じられる憩いの場。
  • 生態系への配慮。

当駅はつくばエクスプレスと東武アーバンパークラインが十字に交差することもあり、エントランスは全方位へ出入りが可能となっていますが、その特徴を利用して各出入り口を代表する商業施設が並びます。

南口にはエリア最大規模を誇るショッピングセンター「おおたかの森S・C」。本館、ANNEX1と2021年3月には新たにFLAPSの3館となり、駅前をさらに彩ります。また西口も発展が著しく「SAKURA TERRACE」や「アゼリアテラス」といった施設が続々とオープン。もう充実しすぎて街から出る必要がなくなってしまうかもしれません。

西初石近隣公園(おおたかの森駅南口公園)

また特筆すべき点として、公園の多さもさることながら、安全性を考えた配置がなされていること。広場が道路と面していないので、子供たちが安心してボール遊びやかけっこをすることができます。

市野谷 水鳥の池

そして流山おおたかの森で特に見てほしいのが、生態系への配慮。宅地造成が進む中でも、絶滅危惧種に指定され地名の由来ともなった「オオタカ」をはじめ、野鳥の保全を目的とした場所が残ります。人の暮らしやすさももちろんですが、この地に住んでいた生き物たちの暮らしやすさも考えた街づくりがされている、エモく愛のある街でもあります。

まとめ

筆者自身が千葉県在住ということで、その中でも過去住んでいたり、訪れてイイと思った街を5つ選んでご紹介させていただきました。しかしまだまだ回りきれていない場所も多く、魅力開拓が乏しいのも事実。。。
「○○の■■が面白いよ〜」とか「なんでここがないの!?」とか、皆さんの街のイイがありましたら、ぜひえきまえふぁんまで情報をお寄せください・・・!

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