千葉県第2の都市「船橋」がつく駅まとめ

千葉県第2の都市「船橋」がつく駅まとめ

まとめ
2022.01.06 2022.08.06
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船橋(ふなばし)

千葉県にある地名で、船橋市がこのエリアに該当。人口は千葉市に次いで第2位の県を代表する都市となっています。船橋市の特徴は、何と言ってもその範囲の広さ。北西部では随一となる広さで、南は東京湾から、北は千葉ニュータウンにまで及びます。そんな広範囲の面積からなのか、船橋とつく駅名が多く存在しています。

果たしてそれぞれの船橋にはどんな特徴があるのか。。。?

実は有名なあそこよりも多い!船橋を冠する駅名

船橋がつく駅マップ

路線図をもとに船橋がつく駅を見てみましょう。その数は9駅。方角を示すもの、周辺施設や社名を冠するものなど様々。同様に地名がつく駅が多いものとしては、埼玉県の「浦和」が有名ですが、こちらの数は9駅。なんと浦和よりも船橋のほうが1駅多いのです。

千葉県の主要幹線 総武線

トップバッターは東京〜千葉を結ぶ超主要幹線の「総武線」。黄色い電車の各駅停車と、青とクリーム色を組み合わせたスカ色が特徴的な快速線。それぞれ別の線路を有する複々線となっています。

今も昔も中心です。船橋駅

船橋駅

船橋といえばやっぱり名実ともに中心駅となる「船橋駅」。当然ながら市内一の繁華街で、各駅停車と快速はもちろん、一部の特急列車も停車。私鉄では東武アーバンパークラインの起点駅ともなっています。
駅前は東武百貨店やShapo、イトーヨーカドーなどの商業施設が集まり、京成船橋駅(後述)ともデッキで接続されています。
さらに南下していくと国道14号に差し掛かりますが、このエリアは古くより船橋宿として栄えており、近代的なビルが立ち並びながらも、宿場町を支えた老舗のお店が今も元気に営業しています。
繁華街としての昨日だけでなく、観光需要も備えた街の中心に相応しい駅となっています。

実は県内一の利用者数を誇る。西船橋駅

西船橋駅

船橋駅から東京方面の隣駅「西船橋駅」。総武線は各駅停車のみ停車する駅ですが、武蔵野線と京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道線が乗り入れ、総武線以外の路線は起点ともなる主要駅のひとつとなっています。
駅前は北口にバスロータリーや飲食店。南口はスーパーや住宅街が立ち並びますが、繁華街のような雰囲気とはまた違う様子。というのも西船橋駅は乗り入れ路線が多い特徴から、改札内のエキナカ(ペリエ)が発展しており、乗換需要が高い駅となっています。そのためこの西船橋駅、中心であるはずの船橋駅よりも多く、実は利用者数がなんと千葉県内1位。武蔵野線による北総地域からのアクセスと、首都圏でも混雑率トップクラスである東京メトロ東西線の利用者数と比例して、駅の利用者数も多くなるということなのでしょう。

アノ強豪校の最寄り駅。東船橋駅

東船橋駅

お次は船橋駅から千葉よりの隣駅「東船橋駅」。西船橋駅と打って変わって、こちらはとても閑静な雰囲気。
北口・南口双方にロータリーを有しますが、バスが発着するのは北口のみで、船橋新京成バスの路線が発着しています。
周辺は閑静な住宅街となっていますが、文教地区のひとつとしても数えられており、南側には進学校としても名高い千葉県立船橋高校。北口から船橋よりの線路沿いには、スポーツ名門校として多くのアスリートを輩出し、全国大会常連校としても名高い船橋市立船橋高校(市立船橋)の最寄り駅ともなっています。

地名ネタはおまかせ!? 武蔵野線/京葉線

首都圏の1都2県をグルッと回り、東京メガループを担う路線として機能する武蔵野線。起点は先述の西船橋駅となりますが、その先は2方向へ分岐し、京葉線と直通運転を行っています。武蔵野線といえば数多くの「浦和(西浦和、武蔵浦和、南浦和、東浦和)」を有する路線となりますが「船橋」もちゃんと3駅ございます!西船橋駅を除く2駅を見てきます。

東京湾岸の遊び歩ける街 南船橋駅

南船橋駅

西船橋駅から東方へ分岐して次駅となるのが「南船橋駅」。京葉線は快速列車も停車し、武蔵野線の多くは当駅で折り返します。
南船橋駅といえば当サイトでもご紹介していますが、ショッピングモールの走りともいえる「ららぽーとTOKYO-BAY」や日本1号店となる「IKEATokyo-Bay」などの商業施設が集まる街。また数奇な過去を持つ経緯があったり、周辺に高層マンションや大型倉庫が立ち並ぶことから、他にはない街づくりの取り組みが行われています。また駅前のすぐ南の空き地は現在工事が行われており、商業や住居がならぶ複合施設が建設される予定。今後の発展も注目度が高い街のひとつです。

中山競馬場の最寄り駅 船橋法典駅

船橋法典駅

一方の西船橋駅から府中本町方面の隣駅となるのが「船橋法典駅」。武蔵野線ならではの郊外の雰囲気を持った駅ではありますが、皐月賞や有馬記念などの重賞レースが開催される中山競馬場の最寄り駅となっており、レース開催時は多くの人で賑わう他、ホーム西船橋寄りには中山競馬場専用の改札が設けられています。
駅名の由来は当駅の所在地・藤原が上山、丸山、馬込などの地域と共に「法典地域」と呼ばれることから、市名の船橋も付けて、船橋法典となったそうです。

中心地はもちろん、こんなところまで!?私鉄各線の船橋

船橋が付く駅はもちろんJRだけではありません。船橋市内に乗り入れる代表的な私鉄として、京成や東武、新京成などの大手・準大手私鉄や、北総鉄道、東葉高速鉄道などの第三セクターが挙げられます。
ここでは私鉄各線の駅をご紹介します。

駅名違えど乗換駅です。京成船橋駅(京成本線)

京成船橋駅

こちらは前述にある船橋駅と隣接する京成本線「京成船橋駅」。船橋駅とは乗換駅として機能しているため、駅として同じ扱いではありますが、駅名は切り分けられているので別扱いとしました。周辺の情報は船橋駅と同じですが、北側はFACEと隣接されており、当ビルを介して船橋駅と連絡。高架下は駅ビルとして「ネクスト船橋」が展開されています。

こちらもららぽーとの最寄りです。船橋競馬場駅(京成本線)

船橋競馬場駅

続いて京成本線を京成津田沼方面に乗車し、2駅目にあるのが「船橋競馬場駅」。2面4線のホームを有する普通・快速列車の停車駅となっています。その名の通り船橋競馬場の最寄り駅ですが、同じく最寄駅として機能する南船橋駅との距離は1.4kmと至近に位置しています。そのためららぽーとTOKYO-BAYやビビットといった商業施設も最寄り駅となります。ららぽーとへは駅のロータリーより無料送迎バスも出ていますが、渋滞も頻発するエリアなので体調が良好なときは徒歩がベター。

再開発で利用者数が一気に増加!新船橋駅(東武アーバンパークライン)

新船橋駅

続いては路線を移し、東武アーバンパークラインへ。船橋駅の次駅となるのが「新船橋駅」。かつて西側は広大な工業地域となっていましたが、それらが閉鎖されると跡地は再開発されていき、駅のすぐ真横にイオンモール船橋が2012年に開店。その後立て続けに高層マンションなどが建設され、新興住宅地のような雰囲気へと生まれ変わっていきました。また乗換駅ではないものの、東葉高速鉄道・東海神駅が約700mほどの距離にあるので、西船橋駅や東京メトロ東西線方面との接続も可能となっています。

一気に極東へ!?船橋日大前駅(東葉高速線)

船橋日大前駅

船橋がつく駅シリーズ最後を飾るのは、東葉高速鉄道「船橋日大前駅」。北習志野駅と八千代緑が丘駅の間にあり船橋市内最後の駅となるため、今回紹介した駅の中では最東端に位置します。こちらも駅名のとおり付近に日本大学理工学部船橋キャンパス日本大学薬学部日本大学習志野高等学校があることからその名が付けられました。さらに駅の東側650mの場所には、Bリーグチーム・千葉ジェッツふなばしのホームアリーナでもある船橋市総合体育館(船橋アリーナ)があり、最寄り駅としても機能しています。
東葉高速鉄道が開業から20年余りと比較的新しい路線であることから、周辺も目新しい宅地が広がる新興住宅地となっています。

【番外編】千葉だけじゃない、東京にもある!?○○船橋駅

千歳船橋駅

さて、ここまで「船橋」駅を紹介してまいりました。これで全てかと思っていたのですが・・・実はそうではなかった!?
そうです。船橋が付く駅は、なんと県を越えて東京都にもありました!
それは東京都世田谷区にある小田急線の「千歳船橋駅」。今回の記事のテーマとは少し外れはしますが、しっかり船橋の名がついていますので、番外編としてご紹介します。

駅周辺は世田谷区ならではの住宅街が広がる他、駅前は南北で商店街が賑わう街となっています。また駅の西側は環状八号線が通ることから、交通量もとても多い地域となります。

さて、ここで余談ですが、千葉の船橋と当駅がある世田谷区船橋。調べてみると実は地名の由来もほとんど共通しており、それぞれ見ていきましょう。

その昔、市内を流れる「海老川」は、現在より川幅が広く、水量も多かったため、橋を渡すのが困難だったそうです。そこで、川に小さな舟を数珠つなぎに並べて上に板を渡し、橋の代わりにしたことから「船橋」という名がつきました。

魅力発信サイト FUNABASHI Styleより抜粋

一方の世田谷区船橋に関しても

元々は駅所在地付近が湿地帯だったため「船橋」を架けて交通の便を図ったことにより船橋村と名付けられ、その後「千歳村への合併を経て世田谷区船橋となったことによる

wikipedia 千歳船橋駅「駅名の由来の項より抜粋

双方ともに船の上に架けた橋が由来となり「船橋」となったのですね。

まとめ

千葉県第2の都市として、県庁所在地・千葉市にも引けを取らない街として発展してきた船橋。筆者も千葉県在住ということで、何度も足を運んでいる地域なのですが、今回の執筆を通じてまだまだ知られざる地域の特性が見えてきた気がしました。これはもっともっと深堀って調べていく必要がありそうです(笑)

この記事を通じて、それぞれの船橋の魅力発見に繋がるきっかけとなれれば幸いです。

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