本八幡駅・京成八幡駅周辺 ―終点で、特急は停まるのに、快速が停まらない駅―

本八幡駅・京成八幡駅周辺 ―終点で、特急は停まるのに、快速が停まらない駅―

千葉県
2022.02.14 2022.08.06
MOTOYAWATA/KEISEI-YAWATA

千葉県市川市は、千葉市・船橋市・松戸市に次ぐ4番目の人口を誇り、隣接する松戸市とともに東京への玄関口としての役割を果たしています。そんな市川市の市庁所在地として、街の中心となっているのが今回ご紹介する本八幡駅京成八幡駅JR総武線都営新宿線京成本線が接続し、都心アクセスへの分岐点となっています。駅周辺は2010年代より再開発が進められ、超高層マンションが立ち並ぶ都会的な雰囲気がありますが、商店街やスーパーも多く点在するなど下町のような賑わいも見せます。今回はそんな本八幡駅・京成八幡駅を巡ってみたいと思います。

駅前の様子と、各線で違う駅の役割

本八幡駅北口

JR本八幡駅の高架駅を降り、改札から右手側の北口は、円を描くようなロータリーの横に年季の入ったビルが並びます。もとより街が形成されていたのがよくわかりますが、その後ろにそびえる高層マンションがより一層都会感を演出します。正面のスシローがある八幡ハタビルは、かつて大宮駅近くにもあったボーリング場・ハタボウル(現在は閉館)が入っていましたが、現在でも駅前のアミューズメント施設として営業しています。余談ですが筆者は2階にあるコワーキングカフェはお気に入りでよく使用しています。

本八幡駅南口

一方の南口は自動車が入れる程度の小さなロータリーから、商店街が奥へと伸びていきます。バスのりばはこの先にあるドン・キホーテの前から京成トランジットバスが発着しています。写真中央に見えるマクドナルドは週末行くとなぜだか外まで行列ができるほどの人気ぶり。

都営新宿線本八幡駅

都営新宿線は当駅が末端となっており、都営地下鉄で唯一都外にある駅。JR本八幡駅と京成八幡駅の間を繋ぐような地下駅で、両線で連絡運輸を行っています。ただしホームが少し深めの位置にあるので、乗り換えはおおよそ5分程度は見ておいたほうが良いでしょう。

京成八幡駅

京成本線・京成八幡駅はJR、地下鉄とまた一風変わってこちらは地上駅。ホーム両端には踏切があり、下町情緒が漂いますが、本八幡駅側のエリアは再開発によって随分様変わりしました。

ちなみに本八幡駅と京成八幡駅。3線それぞれで役割が全く違うことから面白い現象が起きていまして、まずJR総武線のほうは各駅停車のみが停車。快速はお隣の市川駅に停車するので当駅は通過します。都営新宿線は前述の通り末端駅であることからターミナルとして機能。京成本線はというと、JRと対照的にこちらはなんと快速特急以下の全種別が停車する主要駅として機能しているという、各線において立ち位置が違うことで何ともちぐはぐな現象が起こっています。

困ることはありません!豊富なお買い物スポット

住宅街ということもあってか、駅周辺はスーパーやディスカウントストアなどが豊富!

シャポー本八幡

JR駅と直結するシャポー本八幡は、駅ナカのショッピングセンターとなっており、食料品売場としてクイーンズ伊勢丹が入るので、輸入食品など上質な商品が揃います。

パティオ

JRの北口と隣接するのはパティオ本八幡。雑貨屋さんや各種サービス系のお店が多く、本八幡を代表する万屋と言ったところでしょうか。

OKストア

駅の西側にある県道6号線(市川浦安線)沿いには、食料品が格安の庶民の味方OKストア!高層マンションの1階部分に入りますが、店舗前の駐輪場の様子から多くの層に支持されていることがよくわかります。

西友本八幡店

南口の裏通りにはわりかし広めの西友が1〜2階の2フロア、ファッションセンターしまむらが3階に入ります。西友は広めのセルフレジが印象的で、パパッと手軽にお買い物ができるのは嬉しいです。また24時間営業も実施しています。

ドン・キホーテ

南口の駅前通りを直進すると見えてくるMEGAドン・キホーテ本八幡店。元々は長崎屋の店舗だったこともあってか、地下に生鮮食品売り場も入ります。

こちらは京成八幡駅横の複合施設・ターミナルシティ本八幡アイビスヤマダ電機カスミフードスクエアなどが入りますが、立地から見て高層マンションの住民がターゲットのようです。

この地に根付いて30年!衰え知らずのショッピングセンター

コルトンプラザ

駅前に多くの商業施設が構える一方で、駅から東へ700mほどの場所に大きなショッピングセンターがあります。それがこちらのニッケコルトンプラザ。JR総武線の本八幡〜下総中山間の車窓からも見え、両駅のちょうど中間に位置します。創業は1988年とショッピングセンターの中でも歴史が長く、30年もの間この地を代表する商業施設として君臨しています。施設内は数々の専門店とダイエーが各店舗として入り、TOHOシネマズの映画館もある広大なもの。また周辺地域の確定申告手続きの会場としても使われることもあるので、地域住民にとってもとても重要な施設ともなっているようです。アクセスは本八幡駅から徒歩15分ですが、北口から無料のシャトルバスも運行されています。

おりひめ神社と手仕事の庭

元々は日本毛織(ニッケ)という毛織メーカーの工場があった場所で、施設名からもその名残があるのと、敷地内には工場時代からある杜がニッケ鎮守の杜として残され、おりひめ神社手仕事の庭が設置されています。

都会と共存する下町風情、アノお店のルーツも!?

本八幡駅周辺の商店街

本八幡駅周辺は北口・南口で商店街も賑わっており、路地裏のレトロな雰囲気が下町情緒をより漂わせます。特にここ近年はおしゃれなカフェやスイーツのお店がよく目立つようになってきました。

サイゼリヤ1号店

北口から東へ伸びる八幡一番街の一角に、これまた見慣れたイタリアンレストランチェーンのサイゼリヤの店舗。随分年季の入った雰囲気ですが、実はそのサイゼリヤの1号店がこれ。1968年にこの地で創業し、2000年に閉店となりましたが、地元の同志の手によって保存会を立ち上げ、20年経った今でも記念館として残し続けています。なお店内もきれいに保存されており、歴代のメニューなどが保存されているそうです。

葛飾八幡宮

京成八幡駅から線路沿い東へ進んだ場所にある立派な鳥居が印象的な葛飾八幡宮。参道の途中に京成の踏切があることで趣を感じさせ、境内に入ると右手側に見える巨木が目に飛び込みますが、これこそが御神木である千本公孫樹(せんぼんいちょう)。推定樹齢1200年にものぼる立派な木は国の天然記念物としても指定されています。

八幡の藪知らず

最後にご紹介するのが、市川区役所近くの一角に生い茂る竹やぶ。こちらは八幡の藪知らずという竹林で古くから「入ったら二度と出られない」という言い伝えがあることから禁足地となっているそうで、歴史上の名武将や偉人が中に入るなり出てこれなかったという逸話もあるのだそう。今でこそ敷地が広くないからって決して立ち入ってはダメですよ!決して・・・

まとめ

路線事情はちぐはぐながらも、近年の再開発や商業施設の豊富さから着実に都市として発展している本八幡。実はここ1年でよく足を運ぶ街だったのですが、正直街のみどころをなかなかうまく見いだせず、えきレポとして書くかどうか迷っていた駅でした。いろんな駅を見ていくにつれ、見方や書き方も変わっていったことによって、ようやく本八幡の面白さに気づくことができたと言ったところでしょうか。筆者自身の成長をこの街に教えてもらったような気がしています。これからも駅を回ることでサイトとしてももちろん、人として成長できるきっかけを体験できればいいなと思います。

千葉県のえきレポ

Prefecture Posts