江戸川を境に東京都と隣接していることから、都心へのアクセスも抜群な千葉県松戸市。中心となる松戸駅の東側に位置することから東松戸駅と名付けられた当駅。JR武蔵野線と北総鉄道線、京成成田スカイアクセス線が乗り入れ、松戸駅との直接の繋がりはありませんが、都心方面や西船橋駅、成田空港へも直結し、松戸市南部のれっきとしたターミナル駅。ポテンシャルを秘めていそうな駅前を見ていくとしましょう。
実はそこそこ新しい、東松戸駅
武蔵野線と北総線が交差する東松戸駅。両線ともに高架線となっていますが、北総線がさらに高い位置にホームを構えます。改札口はJRが地上、北総線は2階で、双方とも1箇所のみですが、階段とエスカレーターによって結ばれており、乗換の導線はわかりやすくなっています。
当駅の開業は1991年の北総線・新鎌ヶ谷駅〜京成高砂間の開通と同時でしたが、すでに開通していた武蔵野線には駅が設置されていませんでした。元々設置の予定もなかったそうですが、利用者や市の要望も相次ぎ、遅れること7年後の1998年にJRのほうも晴れて開業となりました。
2路線の乗換駅の駅前の様子は、西側に駅前唯一となるロータリーが設置。鉄道では乗換が必要な松戸駅や市川駅、本八幡駅へ向かう路線バスが発着しています。
東側や南側にも入口がありますが、いずれも路地に面しており、駅への近道・裏口のような雰囲気となっています。
郊外の雰囲気の中に新たな街も 駅周辺の様子
ロータリーの向かいには高層マンションが建ち、ビルなども並びますが、お店は駅前の居酒屋やマクドナルド、ベルクスがあるくらいで、閑静な郊外の駅という印象が強いですね。
駅のすぐ西側には県道51号線(市川柏線)が通り、すぐ北の交差点で二股に分かれますが、左手へ進むと松戸駅へは一本道となっているようです。
また駅の東側は住宅街となっており、戸建住宅の他、わりかし新しい高層マンションも建つので、宅地開発も徐々に行われているようです。
一方で少し足を延ばすと、宅地は一気に減り、田畑の広がるエリアとなります。
東松戸駅周辺のお買いものスポット
JRの改札出てすぐ、駅と直結しているマルエツ東松戸駅店。営業時間も朝7:00〜深夜1:00と朝早く夜遅くで通勤需要に対応した便利さが魅力。成田空港へ向かう際、当駅より先にスーパーがないようで、空港利用者が買い出しに使ったりもするそうです。
次に近いのはロータリー向かいのマンション1階にあるベルクス東松戸店。営業時間こそマルエツほどではないものの、駐車場は最初の1時間は無料(2,000円のお買いもので+30分)ですので、車利用もできるのが良いですね。
ベルクスは界隈にもう1店舗。駅の東側にある高層マンション・ファインシティの敷地内にあるベルクスファインシティ東松戸店。フロア面積は駅前の店舗よりも広く、さらにこちらは駐車場2時間無料となっています。同店舗なので使い分けるというよりは、利用用途で便利な方を選ぶのがよいでしょう。
駅前のベルクス横の道を北に進むとドラッグストア・セイムス東松戸店があります。スーパーで売っていない日用品等を揃えるのに便利そうです。
コミュニティが充実した、東松戸駅周辺のみどころ
駅から東に300mほどの場所にあるひがまつテラスは、2021年に開所したばかりの新しい施設。図書館や市役所の支所が設けられていますが、中高生向けの青少年プラザにはカフェをイメージした自習スペースや、音楽スタジオまで併設されているなど、若い人たちをターゲットとした施設となっています。
ロータリーから東へ500mほどの場所にある東松戸中央公園は、大きな2つの広場に子供用遊具はもちろん、健康器具まで備える老若男女問わず気兼ねなく利用できる公園。北側にある展望広場からは駅を望めます。
中央公園からさらに東へ進むと見えてくるのが、西洋風の門構えが素敵な東松戸ゆいの花公園。一見庭園のような園内は、一年を通して花木に彩られ、四季折々の植物を楽しむことができます。北側にある公園事務所となるマグノリアハウスは休憩所として利用することもでき、フラワーアレンジメントのワークショップなども開催されているそうです。
まとめ
都心や空港アクセスにおいて要所ともなっている東松戸駅。市の中心となる松戸駅へのアクセスが気になっていましたが、バス路線も充実しておりその点の心配は無用でした。とはいえ郊外の街といった雰囲気ですので、車の需要が高い地域ではありそうです。
そして何より空港アクセスにおいての買い出しポイントだったいうのは意外な発見!確かに考えてみれば、武蔵野線エリアや県西部の空港アクセスは拠点を担う一方、当駅から空港まではノンストップでしょうし、そういった面での需要は大いにうなずけますね。
住むも良し、立ち寄るも良しな東松戸。ご利用の際はぜひご参考にしてみてください。