【町田駅周辺を歩いてみた】地域の商業と交通が一堂に会するターミナル

【町田駅周辺を歩いてみた】地域の商業と交通が一堂に会するターミナル

東京都
Akito
2020.08.31 2021.05.09
MACHIDA

東京の最南端に位置する町田市。JR横浜線と小田急線が乗り入れ、その玄関口として機能しているのがこの町田駅です。

東京都と神奈川県の境に位置することと、横浜線と小田急線が神奈川県を跨ぐように路線が伸びていることから、神奈川県と間違われることもしばしば。。。とはいえ町田はれっきとした東京都。人口数は都内で11位。23区を除くと八王子市に次いで2番目多い市となっています。

その中心を担う町田駅ですが、駅前の溢れんばかりの商業施設はもちろん、古くから地域に根付いた活気ある商店街。都内でも珍しい何個ものバスターミナルがあったり、昼夜問わず賑わう都心部にも負けず劣らずの繁華街としての姿がありました。

今回はそんな町田駅周辺を探索してみたいと思います。

隣り合わせに集う商業施設の宝庫 JR町田駅周辺

どこもかしこも商業ビルだらけの北口

それでは早速見てみましょう。
まず降り立ったのは、JR町田駅の中央改札。

JR町田駅改札前

改札を右手に出ると、早速見えるのは「ルミネ町田店」と「町田マルイ」。
ルミネはJRの施設ということで、駅ビルとしても機能しており、ビームスやユナイテッドアローズなどのファッション店舗はもちろんのこと、ブックファーストや無印良品、ヴィレッジヴァンガードなどカルチャーに富んだ店舗が入ります。
続いてマルイは1階部分はイベントスペースとなっており、ショップは2階以上のフロアに入ります。
こちらはユザワヤやセリアunico、3coinsなど生活雑貨のお店が多いのが特徴的です。
いずれも改札を出てすぐに入り口があるので、急な悪天候などが凌げたりできるのも嬉しいポイントですね!

JR町田駅の中央改札口を出て右に進むと、大型商業施設が目に飛び込んできます。

町田駅 北口広場

町田駅 東急ツインズ

さらに進むと駅前広場があり、いつも多くの人が待ち合わせや路上ライブに集まっています。目の前には東急ツインズ(EAST・WEST)がそびえ立ち、行き交う人々の多さとともにこの駅の規模を感じさせます。

町田駅 マルイとモディ

町田駅の特徴を語る上で欠かせないのが、まずは地上2階の高さにあるこの大型ペデストリアンデッキ。1980年まではJR町田駅(当時は国鉄原町田駅)が現在の位置よりも300メートルほど東側にありましたが、その後の移築に伴って両者を繋ぐペデストリアンデッキが2本整備され、乗り換えがとても便利になりました。1階部分はバスやタクシーの乗り場となっており、機能的に住み分けられた構造となっています。

一方、雨が降ったときは屋根付のペデストリアンデッキに人が集中してしまい、ただでさえ飽和状態のキャパシティが限界に達してしまうこともしばしば。

JR町田駅と小田急町田駅の連絡通路

しかし、裏を返せばそれだけターミナル駅の町田駅には欠かせない存在となっているこのペデストリアンデッキ。ただの乗り換え用の連絡通路にとどまらず、特に丸井側では建物の外側(デッキ側)に向けたデジタルサイネージや各種ショップが展開されるなど、ショッピングエリアの一部の役割も担うようになりました。モディ側でもセレクトショップのジャーナルスタンダードにデッキ側のエントランスが設けられるなど、2本のペデストリアンデッキに隣接するそれぞれのデパートの間で客取り合戦の火花が見えるようです。

住宅街と川に囲まれる巨大な家電量販店!南口

町田駅南口周辺

町田駅南口周辺
目の前の橋を渡ると神奈川県となります。

お次は中央改札の左側に進んでみましょう。
こちらの南口は橋上駅舎造りで、北口の繁華街の雰囲気とは対象的に、マンションなどが立ち並ぶ閑静な佇まい。
その中でドンッ!とそびえ立つのが「ヨドバシカメラ マルチメディア町田」。南口で唯一大型施設となるため、店舗がひときわ目立ちますね。
また南口の一部と目の前を流れる境川は県境で、そちらを越えると神奈川県相模原市となります。

駅舎複合型の百貨店と小田急町田駅

地上9階建の小田急百貨店を駅ビルとして構える、小田急線の町田駅。

同社の駅としては、1日の乗降者数が新宿駅に次いで2位を誇る規模の重要な拠点となっており、特急ロマンスカーの停車駅でもあります。上り方向は新宿駅、下り方向は小田原駅と片瀬江ノ島駅まで結んでいる他、他社線への乗り入れ区間含めると乗り換えなしで取手駅、箱根湯本駅、御殿場駅まで行くこともできます。

境川に近いという地形の関係で斜面に建設されたこの駅ビル。上の写真では小田急線は小田原側(南口改札側)では高架橋を介して地上3階部分を貫いています。一方で新宿側(北口改札側)は踏切のある地上駅となっており、1つの駅で異なる表情を持っています。

小田急町田駅周辺

そんな小田急町田駅の南口改札を出て、右側の出口から外に出てみましょう。まず目に飛び込んでくるのは町田バスセンター。市内各地へのバス路線はもちろん、羽田空港や成田空港の他、千葉、山梨、滋賀、大阪、京都などの長距離バスも揃っており、ターミナルの役割を担っているのは鉄道だけではないことがわかります。

また24時間営業の西友町田店や先述のデパート、電気屋などもあり、買い物や移動手段は駅前に出向けばほぼ全て解決してしまいます。したがって、駅から徒歩圏内に住めば自家用車を持たずに暮らすこともできるのです。

町田駅周辺

南口改札を出て左側に行き、JR町田駅の方向を見てみましょう。駅前通りを挟んで左側にモディ町田店、右側に丸井がそびえ立っています。両者とも改札口を出てから屋根続きで入店できるため、雨の日も濡れることはありません。駅ビルの小田急百貨店は老舗デパートらしくアッパーミドルな雰囲気なのに対し、モディや丸井は若い世代向きのファッションデパートというコンセプトのようです。

小田急町田駅

北口改札を出て地上に出て振り返ってみると、先程の小田急デパートを反対側から見る形となります。その他の大型店舗はないものの、踏切の両側に飲食店や衣類店の複合ビルの立ち並ぶ商店街が続き、その先は町田市内の各方面へ道が伸びていきます。

バラエティ豊かな歴史ある商店街

数多くの近代的な商業施設が立ち並ぶ町田駅ですが、それらと競合するように活気ある街を作り出しているのが街の商店街。
駅の開業時から町田の街を賑わせてきた、歴史ある商店街が数多くあります。

原町田6丁目商店街

レンガの路面がとても印象的なこちらの商店街は、駅の開業時からある町田中央商店街(レンガ通り)。JR、小田急の両駅舎と旧町田街道に囲まれた三角地帯は、駅前の広範囲な市街地の中でも特に活気のある商業エリアですが、ここは特に老舗の洋食屋や本屋、レコードショップなどが今も変わらず営業しています。

原町田6丁目商店街のメインストリート

こちらのパークアベニューは一番の賑わいを見せるメインストリート。
元々は小田急町田駅と国鉄原町田駅を結んでいた両者の乗り換え道路で、いわば現在のペデストリアンデッキの旧道といえる重要な道でした。
かつての昭和中期の通勤ラッシュ時は、満員電車から吐き出されてきたサラリーマン達が約400mのこの商店街を猛ダッシュで駆け抜けていきました。両駅がぐっと近くなった今ではそんな光景は昔話になりましたが、道沿いに立ち並ぶ様々な店と大勢の人で賑わう風景は時代が変われど不変といえるでしょう。

またこの商店街を語る上で欠かせないのが「まほろ駅前 多田便利軒」。三浦しをん氏の小説を基に瑛太、松田龍平をメインキャストに据えて映画化、ドラマ化された作品で、町田駅前を舞台にロケが行われました。ここでは作品の内容について詳しくは語りませんが、一度観るとつい町田に足が向きそうになってしまうこと間違いなしの名作です。

町田仲見世商店街

お次にご紹介するのが、ターミナルロード沿いに突如現れるこの町田仲見世商店街です。こちらはJRのターミナル口近くにあるアーケード街ですが、駅移築の影響で人通りが減ったことで一時は存亡の危機に瀕していました。

町田仲見世商店街

しかし、その後の商店街活性化が功を奏し、今では昭和から続く店舗に加えてカフェや中華、沖縄料理、居酒屋などの新しくも個性的な店が並び、今や市外からも人が集まる人気スポットになっています。ふらっと目的もなく訪れても、上野のアメ横のような独特のアジアンテイストにハマってしまうかも?

まとめ

東京都の最南端のターミナル駅・町田。駅の周辺だけでなく、県境を越境して多くの人が訪れる繁華街があることから、「南の歌舞伎町」とも呼ばれることがあります。

しかし、その魅力は古くからの商業都市としての顔だけに留まりません。生活に欠かせないスーパーや病院も複数あり、また少し足を伸ばせば南多摩丘陵の新緑に癒されたり、江ノ島や箱根へロマンスカーで日帰り旅行を楽しむこともできます。

JRと小田急線を乗り換えるだけではもったいない、衣・食・住の魅力あふれる町田駅にちょっと寄り道してみてはいかがでしょうか。

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