赤羽岩淵駅周辺 ―中心街外れの都境と親水の街―

赤羽岩淵駅周辺 ―中心街外れの都境と親水の街―

東京都
2022.06.30 2022.07.15
AKABANE-IWABUCHI

東京都北区赤羽。JR赤羽駅を中心に商業施設が集まり、近年住みやすい街として注目を集めていますが、実はこの界隈にもうひとつ、赤羽を名乗る駅があるのをご存知ですか?それが今回ご紹介する赤羽岩淵駅東京メトロ南北線の北端にある駅で、当駅からさらに北は埼玉高速鉄道の路線となり、両線で直通運転が行われています。赤羽駅との距離は600mほどですが、こちらは街の中心からは外れた場所に位置しています。そこまで目立つような場所はないのかな?と思っていたのですが、都境となる荒川とも近く、それにまつわる歴史的建造物もあったりと、何もない駅とは言わせない!みどころもありましたので、出し惜しみなくご紹介させていただければと思います。

駅の直上は道路の要所?赤羽岩淵駅周辺の様子

赤羽岩淵駅は地下駅となっており、国道122号線・北本通り東本通りが接続する「赤羽岩淵駅交差点」と埼玉方面へ進路が変わる「赤羽交差点」の直下に駅があります。そのため交通量も多いエリアとなります。南北線は北本通りに沿って王子駅方面へ。埼玉高速鉄道線は北へ進路を変え、都を越境し川口元郷駅へと向かいます。

また赤羽交差点は北本通りの他、都内に住む人ならご存知の方も多いであろう主要道路、環状八号線の起点となっており、ここから板橋〜練馬〜杉並・・・を経由し、羽田空港へと続いています。ここから東側へは北本通りを経由して、宮堀交差点環状七号線と接続が可能となっています。

ギリあります。駅前のお買い物スポット

当駅は街の中心となる赤羽駅からは少し離れた場所に立地するため、目立つような商店はあまりありませんが、東側の赤羽岩淵駅交差点の角にまいばすけっと 赤羽岩淵駅前店があり周辺のスーパーマーケットとしては、こちらが唯一となります。

また赤羽駅のえきレポでもご紹介した、昼間からお酒が楽しめる居酒屋が多く立ち並ぶ1番街は、赤羽岩淵駅付近まで伸びています。南北線ユーザーでもセンベロを楽しみたい方は、こちらからのアクセスも可能です。

やはり赤羽駅と比べると差は歴然となるので、まとまったお買い物をするのは赤羽駅へ行くのがベターでしょう。

荒川の治水を担ってきた水門とその歴史

赤羽岩淵駅から北本通り・国道122号線を北へ進むと、やがて荒川新河岸川の土手へと差し掛かります。その川岸にはテニスコートや野球場などの広い敷地が広がる、荒川土手ではよく見る光景が。また荒川の向こう岸は埼玉県川口市で、ここが都境となります。国道122号線は新荒川大橋で、その左手にはJRの橋梁でそれぞれ越境。埼玉県へと入っていきます。

新荒川大橋から土手を東へ進むと見えてくる、鮮やかな赤がひときわ目立つ水門は旧岩淵水門(赤水門)。かつてはその名のとおりと言うべきか、「荒ぶる川」と呼ばれ、氾濫の多かった荒川の治水の要として、大正13年に竣工した水門で、古くから荒川の下流域を洪水から守ってきました。現在ではその役目を新水門に譲り、歴史的建造物として保存されています。水門は渡ることができ、その先には荒川赤水門緑地の小島へと続きます。
緑地内にある、一見ジブリのアノ名作に出てくる巨人兵を思わせるかのようなオブジェも相まって、歴史の趣を感じさせてくれます。

こちらが現行の岩淵水門。この先下流側が隅田川となります。旧水門が通称・赤水門と呼ばれるのに対して、こちらは青水門として親しまれています。

旧水門の横にある荒川知水資料館(アモア)では、荒川の歴史をはじめ、洪水などの水害の仕組みを学ぶことができます。しかも入場無料。施設横にはかつて船堀閘門で使われていた頭頂部の遺構も展示されています。

まとめ

そこまで目立つようなスポットがないものの、都内を代表する道路の起点がある要所であったり、川の流域を水害から守る水門など、赤羽岩淵駅周辺は生活において重要な役割を果たすスポットが集まる場所でした。あまり目的地として設定しにくい場所ではありますが、赤羽駅からも徒歩10分ほどでアクセス可能ですので、川でちょっと散歩したくなったり、ジョギングしてみたくなったときは、こんなスポットがあるんだということを覚えてくださると幸いです。

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