青砥駅周辺 ―下町に鎮座する巨大要塞―

青砥駅周辺 ―下町に鎮座する巨大要塞―

東京都
えきまえふぁん編集部
2022.02.24 2022.05.11
AOTO

東京23区の東側に位置する葛飾区は、映画や漫画の舞台としても知られ、下町のイメージが定着している街でもあります。そんな葛飾区のほぼ中心に位置するのが今回ご紹介する青砥駅です。京成の主要路線が一堂に会する分岐点ということで、上下線で階層が違う高架駅であることから要塞駅(※1)としても知られています。そんな巨大なターミナルとして機能する駅の周辺は一体どうなっているのか?その様子を見ていきたいと思います。

(※1)=多層構造となる鉄道駅の俗称。その他の代表的な駅では、京急蒲田駅や北千住駅などが該当する。

下町の大要塞は、都心への重要な分岐点

いつもなら改札を出たところからスタートしますが、青砥駅はまず駅のホームも見ていきます。

青砥駅ホーム

青砥駅は京成本線京成押上線の接続駅となっており、千葉方面からやってきた列車が当駅より日暮里・上野方面と押上・都営浅草線・京急線方面へと分岐します。同じ方向での対面乗り換えを可能とするため、上下線で階層が分かれる高架線となっています。その多層構造の高架線は地上から見上げると圧巻!要塞駅のひとつとしても数えられています。

青砥駅の高架
京成本線と押上線の分岐点。線路の高架だけで要塞感がわかる。

またその機能性から快速特急までの全種別が停車。当駅発着の列車も多数設定されるほか、近年では京成の看板特急・スカイライナーの一部列車が当駅に停車し、2022年2月のダイヤ改正では停車本数が1時間に1本になり、都営浅草線方面から成田空港までの利便性がさらに向上。今後も目が離せない駅なのです。

青砥駅改札

そんな京成を代表するターミナル駅なら、さぞかし改札口も要塞のごとく!・・・と思いきや、改札はなんとこの1箇所のみ。乗換駅としての需要が高いからこそでしょう。

青砥駅

駅を出ると高架下に何ともヨーロピアンな銅像が佇む広場が。また高架下にはそのスペースを利用して、ユアエルムなどの商業施設が併設されています。

ロータリーはありません!下町ならではの風情漂う駅周辺

青砥駅北口交差点

京成の路線が集約する駅なのだから、駅前もものすごいターミナルなのでは!?・・・と思ったら大間違い。駅周辺は低階層のビルや住居が密集する、まさに葛飾区ならではの下町といった雰囲気。

青砥駅周辺の商店街

そのためか駅前にはわりかし多くの商店街が広がっています。それ以外は住宅が広がり、西へ少しいったところに比較的きれいめのUR住宅やマンションもあるので、治安に関してもそこまで悪くなさそう(主観)です。

青砥駅入口バス停付近
中央から左寄りに見えるのが「青砥駅入口」バス停

バス路線は駅の西側にある「青砥駅北口交差点」を左に曲がったところに「青砥駅入口」バス停があり、新小岩駅と亀有駅、アリオ亀有への無料循環バスが発着します。また駅の北側を通る環状七号線には「青砥駅東交差点」バス停があり、こちらも新小岩駅と亀有駅へゆく路線と、亀有駅発着のシャトルセブンも停車するので、一之江駅・葛西駅・葛西臨海公園駅・東京ディズニーリゾートへの利便性が意外と高いのも注目すべき点でしょう。

環状七号線

こちらが環状七号線(環七)青砥駅東交差点。この上を京成線の高架線がオーバークロスします。この青砥駅から京成高砂の区間は京成線でも唯一の複々線区間で、ひっきりになしに列車が往来しています。環七はこの地点が一番最後に開通した区間で、京成線の高架化も同時期に完成したそうです。今では東京都東部を縦断する主要道路としてすっかりおなじみです。

中川と新中川の合流点

青砥駅の東側はすぐ川が流れていますが、中川新中川が合流する地点でもあります。鉄道だけにとどまらず、河川の分岐点としても重要な役割を担っているのです。

青戸ボウル

そして駅の散策中に見つけたこちらは、駅から北西へ5分ほどの場所にあるボーリング場・青戸ボウル。ボーリング場と言ったらゲームセンターも併設しているようなもっとド派手な印象を持っていたのですが、こちらは至ってシンプルは佇まい。気になって調べてみたところ、こちらの青戸ボウルは純粋にスポーツとしてのボウリングに特化している施設のようで、店内には専門のプロショップも併設されているなど、かなり本格的なもの。こういう施設が1つでもあると、今まで持っていたイメージがいい意味で覆され、見方も変わるのですごく興味深いです。

高架下を活用した駅ナカと、周辺の商業施設

ユアエルム青砥

葛飾の大要塞・青砥駅ならではと言うべきか、高架下のスペースを利用して設けられているのがユアエルム青戸店。7つのフロアから形成されていますが、1フロアごとが高架下を通る道路で区切られています。一部は駅舎から切り離されているフロアもありますが、そちらはおもに飲食店やフィットネスクラブの店舗となっているよう。ユアエルム自体も京成電鉄の子会社ですので、京成の主要駅としてふさわしいまさに京成タウンといったところ。

リブレ京成青砥駅前店

こちらも高架下にあるスーパー・リブレ京成。ユアエルムのいち店舗で、その名の通りこちらも京成系列のスーパーです。

ヨークマート青戸店

高架線に沿って京成高砂方面へ進み、環七を横断して高砂橋手前にはヨークマート青戸店があります。立地から見て青砥駅周辺というよりは、環七の東側と橋の向こう岸の高砂エリアからの需要も高そうです。

まいばすけっと

まいばすけっとは近辺に2店舗。青砥駅北口店と駅の南側に青戸1丁目店があります。

住宅街においてスーパーは重要なインフラなので、これだけあれば嬉しいですね。

まとめ

東京の下町・葛飾に堂々と鎮座する要塞・青砥駅。1986年の竣工以来30年以上に渡り京成線の利用者のジャンクションとして機能してきたわけですが、筆者自身も乗り換えではよく使っていたものの、下車するのは実は今回が初めて。事前に下調べはしていたので、あらかた予想通りの街並ではあったものの、青戸ボウルのように実際に足を運んで初めて知るものも取材をしていると出てきます。リアルを体感したからこそ味わえる醍醐味がそこにあります。これからもこの目で見た駅の真実をお伝えしていきたいと思います。

えきまえふぁん編集部

えきまえふぁんの中の人です。
阪急・新京成・近鉄推しの、生まれながらの鉄ヲタ。

「何気ない日常の中にある魅力を伝える」ことを信条に、えきまえふぁんの運営に日々取り組んでおります。

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