たまプラーザ駅周辺 ―洗練された商業と住環境が集う街―

たまプラーザ駅周辺 ―洗練された商業と住環境が集う街―

神奈川県
2021.01.19 2022.08.21
TAMA-PLAZA

横浜市の北部に位置する青葉区。市内で2番目に人口の多いベットタウンで、その最北端にあるのがこのたまプラーザ駅です。

東急田園都市線が乗り入れる当駅は急行停車駅ともなっており、渋谷まで最速21分というアクセスの良さで、開業から50年経っているにも関わらず年々利用者数も増加している発展が著しい街となっています。
1980年代には大ヒットドラマ・金曜日の妻たちへの舞台となり、一躍有名な街ともなりました。

そんなたまプラーザ駅ですが、ベットタウンの名に恥じない洗練された街が造られていました。
今回はそんなたまプラーザ駅をご紹介していきたいと思います!

ついつい見上げてしまう開放感溢れる広大な駅舎と駅前の様子

開放的な駅舎

2面2線のホームから階段を上がると、吹き抜け状の開放的な改札フロア。
改札を出ると商業施設たまぷらーざテラス(後述)の建物が駅を取り囲むように建ち、駅前に華やかさを添えます。
元々はお隣・鷺沼駅と似たような橋上駅舎と北口にバスロータリーがありましたが、2006年より駅の再開発が行われ、2009年竣工の際に、現在の姿となりました。

たまぷらーざ駅南口

中央改札を左側へ進み階段を下ると、南口ロータリーへと出ます。
バス路線はセンター北駅、センター南駅を結ぶ路線、羽田空港行きの高速バスと、本数は少ないもののあざみ野駅を経由してすすきの団地を結ぶ路線が発着します。

たまプラーザ駅 北口バスターミナル

続いて反対側、北口を出てすぐに下へ降りてくエスカレーターがあり、こちらは北口バスターミナルへとつながっています。
駅のリニューアル前までは前述の通り地上にロータリーがありましたが、現在は待合フロアのある地下ロータリーとなりました。
待合フロアにはエアコンが備え付けられているので、寒い冬や暑い夏の日も快適にバスを待つことができますね。
バス路線は駅の北西・美しが丘やすすきのを経てお隣のあざみの駅結ぶ路線。市境を超えて柿生駅や新百合ヶ丘駅、向ヶ丘遊園駅を結ぶ路線がある他、成田空港や東京ディズニーリゾート、木更津アウトレット、軽井沢や草津温泉へ向かう高速バス路線も発着します。

大型店舗から商店街まで!お買い物も十分楽しめる商業スポット

たまプラーザテラス

駅の両改札を出るとすぐ目の前にあるのが、「たまプラーザテラス」。駅舎を囲うように4つの区画から構成されるたまプラーザ駅周辺最大の商業施設です。

たまプラーザテラス

改札口を囲うように建つ3つの建物からなるゲートプラザは、地下2階〜3階・5フロアのショッピングモール。
レストランやカフェ、服飾店、雑貨店などのお店はもちろん、東急ストアや生活インフラ系などさまざまなジャンルのお店も入る、まさにオールジャンル施設となっています。

またゲートプラザから南西側につながるのがリンクプラザ
こちらはクリニックやデイサービス、保育園、横浜市のケアサービスなど生活インフラに特化した店舗が入り、さらに進んだ先にある分譲マンション・ドレッセたまプラーザテラスとも繋がっていることから、リンクプラザという名称となったそうです。

たまプラーザテラス サウスプラザ

南口の道路を挟んで見えるのがサウスプラザ
こちらはスルガ銀行とトモズドラッグストアが入る他は、スイミングスクールとフィットネスクラブがメイン店舗で、奥側は立体駐車場となります。

東急百貨店

北口側の横断歩道を渡った先にあるのがノースプラザ
こちらは元々たまプラーザ東急SCとして営業していた施設で、たまプラーザテラスの1区画として再構成されつつも、フロアの大部分が「東急百貨店たまプラーザ店」として営業しています。
地下1階・地上5階からなる売り場フロアも、化粧品売り場や紳士服、婦人服売り場など、百貨店ならではの高級感漂う雰囲気となっており、たまプラーザテラス内で個性を出しつつもこの地に根付いた歴史も感じ取ることができる施設となっています。

イトーヨーカドー

北口を出て駅前通りを左手に進み、東急百貨店を超えた位置にあるのが「イトーヨーカドーたまプラーザ店」。
1979年に開店した当店はたまプラーザで最も長い歴史を持つ商業施設で、東急百貨店(1982年開店)とともに街の経済を支えてきました。2019年には3階フロアに「ビックカメラ イトーヨーカドーたまプラーザ店」がテナントに入るなど、新たな業態への進化もしています。

たまプラーザ中央商店街

次にご紹介するのは駅前商店街を代表する「たまプラーザ中央商店街」。
北口正面を出たら右手側に進み、東急百貨店角の交差点を渡って一本目の路地へ入ると、そこから北へ200mへと伸びるのが当商店街です。
低層型賃貸マンションの1階部分に商店が並び、おしゃれな雰囲気のイタリヤ料理店や居酒屋、昔ながらの色を残す靴屋さんなど、幅広い業態で昼夜問わず賑わう商店街です。
イベントや商店会員の募集などもサイト上でお知らせしていたり、地域活動も積極的に行っているようです。

たまぷらーざ駅前

イトーヨーカドー前の交差点を境に、南口を含む西側一帯約500mの広い範囲で商店を構えるのが「たまプラーザ駅前商店会」。
加入店舗は飲食店や生活インフラ店はもちろん、法律事務所や銀行などの企業も入会しており、バラエティーに富んだ商店会となっています。
飲食店も多くのジャンルのお店がありますが、特にイタリア料理店(5店舗)が多く入ります。

住みよさランキング常にランクイン!環境にこだわった住宅街

駅前から少し足を伸ばしてみましょう。

たまプラーザ 桜並木

駅から2〜3分ほど歩くと、商業施設が集まる賑やかな雰囲気から一転。閑静な住宅街へ差し掛かります。
こちらは北口側にある桜並木の道。たまプラーザは駅前通りを含め北口一帯に桜の木が多く植えられており、春の桜の季節になると一帯はどこを見てもピンク一色に染まる街となります。
その歴史も45年と長い間たまプラーザの街を色づけてきましたが、2021年現在安全性や維持を目的に桜の再整備事業が進められています。

たまプラーザのマンション街

こちらは駅周辺のマンション群。たまプラーザ周辺には都市型のタワーマンションなどはなく、すべて低層マンションとなっています。
駅周辺はたまプラーザ駅周辺地区街づくり協定として、建物や緑化、広告物などにも規定があり、街の景観を配慮するための基準が設けられています。
それらが功を奏してか、住みよさランキングでは常に上位にランクインされています。

たまプラーザの住宅街

続いては南口側にある住宅街。戸建てが並ぶエリアとなります。
たまプラーザは決して平坦とは言えない起伏の多い場所ですが、その特性から景色のよい場所も多く点在します。

美しが丘公園

こちらは駅から北へ500mほどの場所にある「美しが丘公園」。
約21,000平方メートルの敷地に広場や遊具があり、子供から大人まで多くの人が憩う周辺を代表する公園です。
また敷地内には子供向けのログハウスがあったりと、地域住民のレジャースポットとしても機能しています。

まとめ

多摩田園都市を代表するベットタウンとして、約50年もの間発展をし続けてきた街・たまプラーザ。
2000年代に駅直結のたまプラーザテラスが開業した後も、駅前の商業を長い間支える百貨店やスーパー、商店街は今でも健在。
美しい街づくりにこだわり続けた居住エリア。
そこはまさに洗練された街そのものではないでしょうか。

ショッピングにもお散歩にも最適なたまプラーザ。一度その目で見てみてください。
決して期待を裏切ることはないはずです。

神奈川県のえきレポ

Prefecture Posts