三ツ境駅 ―横浜市西部にある、衣食住抜群の街―

三ツ境駅 ―横浜市西部にある、衣食住抜群の街―

神奈川県
2023.02.22 2023.02.22
MITSUKYO

神奈川県の県庁所在地であり、中心部としても名高い横浜市。18個の行政区を有す政令指定都市で、その中で最西部に位置する瀬谷区には2つの駅がありますが、今回ご紹介するのは、そのうちの1つである三ツ境駅。旭区とともに区内で唯一の路線である相鉄本線の駅であります。
特急以外の種別が停車し、横浜駅まで最速で19分(※1)、相鉄新横浜線で都心方面へ直通する列車も多数停車するので、利便性は近年向上傾向にあります。今後の発展も大いに期待が持てる街の様子を見てきました。

(※1)日中時間帯の快速・二俣川駅での特急乗換の場合の時間。急行は2023年3月18日のダイヤ改正で運転取りやめとなるため含んでおりません。

ショッピングセンター直結!改札前のお店も充実した駅

三ツ境駅ホーム

2面2線の対向式ホームを有する三ツ境駅。ホームドアも完備され、待合室も設けられているため、安全性や過ごしやすさの面でも優れているような印象を持ちます。駅舎は橋上駅舎となっており、ホーム中程に上へと上っていく階段とエスカレーター、エレベーターがあります。

三ツ境駅改札前

改札は階段やエスカレーターを上った先に1箇所のみのシンプルな導線ですが、切符売り場の前にはミスタードーナツ崎陽軒の販売スタンド、改札内にはファミリーマートもあるので、ちょっとしたお買い物がサクッとできるのが嬉しいですね。

三ツ境駅入口

駅舎を出た先は広場になっており、この下を電車が通ります。

三ツ境駅全景

海老名方にある跨線橋から見た駅の全景。中央寄りに見えるのが、駅と直結しているショッピングセンター・相鉄ライフ三ツ境(後述で詳しくご紹介)です。

下町風情もある、商業が豊富な南口

三ツ境駅南口
三ツ境駅南口

三ツ境駅南口の横断歩道

改札正面の広場を出て、右手側にある階段を下っていくと南口へと出ます。すぐに2車線の道路に面していますが、こちらは相鉄線とほぼ並行するように伸びる厚木街道(県道40号線)。昔ながらの街道ということもあってか、駅前は特に歩道が狭いので、通行には注意が必要です。道路を渡ってすぐに青果店が印象的でした。

こちらは南口のバス乗り場。駅前の横断歩道を渡り、左手に2〜3分ほど進むと見えてきます。戸塚駅いずみ野駅へ向かう神奈中バスの路線が発着します。

バス乗り場とは逆方向の横断歩道渡って右手側に進んでいくと、歩道橋のある交差点が見えてきます。こちらを左に曲がった道は富士見通りと呼ばれ、バス通りにもなっているようです。道沿いはしばらく商店なども連なります。

丘陵地に立ち並ぶ住宅街 北口

三ツ境駅北口 西側の入口
西側の入口
三ツ境駅北口 正面口
正面口

一方の北口は、改札を出て左手に行き、駅直結のライフを突っ切った先が正面口。ケンタッキーが角にある通路を左手に行くと西側の出入り口、先述の富士見通り前の歩道橋の方へと出ます。

三ツ境駅北口バス乗り場

三ツ境駅北口バスターミナルに停まる相鉄バス

正面口を出た先の階段を下るとすぐにバスターミナルへと接続。5つのバス停を有し、相鉄バスを中心に市内有数の大規模団地のある若葉台中央やズーラシアなどへ向かう路線が発着しています。

タクシー乗り場はバス停とはまた別の場所にあり、こちらは西側の出口を出てすぐの階段を下るとあります。訪れた日は平日の日中だからか、タクシーはあまりおりませんでしたが、待っている方はそれなりに多い印象でした。

西側の歩道橋からさらに西側を望みます。大和駅海老名駅方面へ伸びる相鉄線の線路に並行するように大通りが伸びます。道路はこのすぐ先を通る中原街道(県道45号線)と接続します。

バスターミナルを抜けてさらに北側は丘陵地となっており、アップダウンのある丘に住宅が立ち並びます。当駅は相模野台地上にある駅で、実は横浜市内と相鉄線の駅の中で最も標高が高い位置(76m)にあるのだそうです。

駅直結に商店街まで!便利で豊富なお買物スポット

相鉄ライフ三ツ境
3階コミュニティスペース
4階レストランフロア
1階 そうてつローゼン
西側から見た相鉄ライフ三ツ境
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ここはまずちゃんと紹介しなければならない!駅から徒歩0秒、駅そのものと言っても過言ではない直結型のショッピングセンター・相鉄ライフ三ツ境。北口側に駅のホームと並行するように建てられた地上4階建ての店内は、レストランやファッションなどの専門店も入り、スタバもあることから、東京郊外の単独駅にある駅ビル施設にしてはかなり本格的な店舗構成となっています。ライフ自体相鉄グループの運営であることから、1階には同じく系列スーパーのそうてつローゼンが入りますが、数ある店舗の中で当店が系列店最大規模を誇るのだそう。またそうてつローゼンの前身である相鉄ストアは、ここ三ツ境が創業の地であったそうです。

イオンフードスタイル三ツ境店
店内の様子
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ライフに次いで大型の施設となるのが、南口にあるイオンフードスタイル三ツ境店。当サイトでもよく取り上げられるイオンフードスタイルの店舗ですが、こちらも元々はダイエーの店舗。スーパーの他にも家電量販店(ノジマ)100均ショップ(セリア)、各種サービスショップを取り揃えています。また日本初・純国産のファーストフードチェーンとしても知られるドムドムバーガーの店舗もあります。

南口の横断歩道すぐ目の前に伸びる三ツ境駅前商店街。駅前のメインストリートを中心に一帯約80店舗の商店会が構成されています。ところどころ店舗の軒先にはバス停が置いてありますが、商店街共通の看板のようなものなのでしょうか?詳細がちょっとわからずです・・・

南口から厚木街道を大和方面へ約10分ほど歩いていくと、右手側にショッピングモール・eモールが見えてきます。オーケーストアやマツモトキヨシなどが入っています。

区役所や憩いのスポットなど 街のみどころ

冒頭でお伝えしたとおり、三ツ境駅のある瀬谷区は、横浜市の最西端となる行政区。瀬谷区役所は当駅から徒歩10分程の場所にあります。ひとつお隣に瀬谷駅がありますが、区役所の最寄りは三ツ境駅となりますのでご注意を。

駅の西側には、付近に源流がある和泉川が流れ、厚木街道と交差するあたりは二ツ橋水辺公園として整備されています。

さらに西側には主要地方道にも指定されている中原街道(神奈川県道45号線)が通ります。特に厚木街道と交差する南台交差点は県内でも有数の渋滞スポットとなっています。

まとめ

横浜市最西端の行政区・瀬谷区の中心として、商業に住環境、公共施設、憩いの場まで、衣食住が整った三ツ境駅。今回はじめて訪れましたが、まず降りて早々驚いたのは、相鉄ライフの規模感でした。主要駅でないにも関わらず、駅ビルがあることもそうですが、ここまでの規模、充実した施設はなかなか珍しいと思いました。その上周辺にもさらに補填するような商業施設が多いのも印象的でした。

こうした背景から、住環境としてはかなりいい部類に入りますし、2023年3月からは東急との直通運転も始まるので、かなり高いポテンシャルを秘めた街だと思います。これからどのように発展していくのか、楽しみな街だと思いますので、気になる方はぜひ参考にしていただけると幸いです。

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