能見台駅周辺 ―憩いと眺望に感動、台地の上のベットタウン―

能見台駅周辺 ―憩いと眺望に感動、台地の上のベットタウン―

神奈川県
2021.08.12 2023.04.07
NOKENDAI

横浜市南部・金沢区の少し北寄りに位置する能見台駅
京急本線の単独駅で、長らく普通電車のみが停まるローカルな印象でしたが、2010年には羽田空港〜逗子・葉山を結ぶ「エアポート急行」が停車するようになりました。それも相まって、利用者数も年々増加傾向にあり、2019年度には乗降人数3万人を超え、京急線の駅全72駅中17位を記録しました。

そんな能見台駅の周辺は、数件のマンションが立ち並ぶ他、周辺道路は区画整理され、一戸建て住宅が広がるベットタウン。さらに「能見台」という名の通り、台地にもなっているので、眺望も楽しめる地域でもあります。

そんな能見台駅の面白さ満載スポットを、早速探しに行ってきました。

駅前通りと国道が面する、能見台駅周辺の様子

能見台駅の改札

能見台駅

能見台は2面2線のホームに、改札は1箇所のシンプルな橋上駅舎。また改札を出るとすぐロータリーがあり、バス停まで屋根も付いているので、乗り継ぎも非常に便利となっています。

能見台駅前商店会

ロータリーの前には2車線の道路が。この道路を中心として「能見台駅前商店街」のお店が広がります。
写真にもあるように、すぐ坂道になっているのがわかりますね。これが能見台の街の雰囲気を物語っています。

赤い電車が駆け抜ける!国道と線路の並走区間

国道16号線

駅の東側は「国道16号線」に面しており、能見台駅付近〜金沢文庫駅付近まで京急と並走しています。実際に双方ともに横浜〜横須賀へと通ずる路線・道路となっていますが、間近に並走するのはこの区間が唯一になります。

京急600形 京急1000形

京急といえば「赤い電車」の愛称で親しまれ、沿線住民のみならず鉄道ファンからも多くの支持がある鉄道会社。そんな京急の電車が間近で見られるということもあり、撮影スポットとしても有名な場所でもあります。

住宅街ならではの、便利なお買い物スポット

駅前といえばやはり気になるのは、近くのお買い物スポット。ここ能見台は住宅街ということで、スーパーももちろん充実しています。

イトーヨーカドー能見台店

駅前の商店街を南へ抜けると、右手に商店が並ぶデッキへと差し掛かります。その奥に見えてくる大きな建物が「イトーヨーカドー能見台店」。1〜3階の広いフロアに、地下・屋上フロアには広い駐車場も完備されているので、坂道の多い能見台ならではの、車利用も想定した造りになっているのでしょう。

西友能見台店

お次は駅の東側、国道16号線を南下していくと、左手に「西友 能見台店」が見えてきます。こちらは1階層のフロアに食料品と日用品がメインで売られており、24時間営業となっています。

また駅前には前述の能見台駅前商店街、駅前にコンビニが数件。西側のエリアに京急ストアもありますので、お買い物に困ることはなさそうです。

そびえ立つマンション、丘の上の住宅街

能見台は言わずとしれた横浜市南部のベットタウン。駅周辺は広範囲に渡って住宅が広がる地域となっています。そんな住宅街の様子を見ていきましょう。

能見台の住宅街
能見台駅、東側の様子

駅の東側はすぐ高台となっており、麓に国道16号線。斜面にマンションや戸建てが並んでいるのがわかります。この丘を越えると金沢シーサイドラインが走る並木中央駅や幸浦駅のあるエリアとなり、そちらも団地などが立ち並ぶ住宅街となっています。

能見台のマンション

西側も築年数が浅い高層マンションが立ち並びます。こちらもすぐ丘となるので、坂を登ることとなります。筆者はイトーヨーカドー横にあるレンタサイクルを利用しましたが、電動自転車であればストレスなく登ることができましたが、ギアなしの自転車ではかなりの苦戦を強いられそうです。

能見台のマンション

辺りはどれも10階層以上のマンションばかり。最上階から見る眺めはさぞかしきれいなことでしょう。。。(羨ましい)

能見台の住宅街

さらに西側へ進むと、戸建住宅が並ぶエリアへと差し掛かります。駅から西へ約2kmほどの氷取沢のあたりまで、広範囲に渡って住宅が広がり、能見台駅よりバスも多く発着しているので、移動の利便性は担保されています。

憩いと眺望だらけのみどころスポット、大きい公園いくつあるの!?

住宅街でまず欠かせないもの、それは「公園」ではないでしょうか。人々が多く暮らす街には、やはり憩いの場が必要です。能見台は住宅とともに、広敷地の公園も多くあるエリアにもなっており、さらには高台であることから眺望性も抜群!回った中でも特にオススメしたい公園や眺望スポットをご紹介します。

能見台堀口北公園

こちらは洋風庭園のような噴水が印象的な「能見台堀口北公園」。イトーヨーカドーの前から上がっていく坂の中腹に位置し、噴水の両脇を広場が囲い、遊具も少ないながら設置されています。ベンチや公衆トイレも完備されているので、休憩にもピッタリな公園です。

能見台中央公園

能見台地区のほぼ中央に位置する「能見台中央公園」。木々に覆われた敷地内には野球場、テニスコートが設けられています。さらにこちらの公園は、健康遊具やウォーキングコースなども設置される運動公園としての役割も持ち、健康促進への取り組みも行われています。

富岡西公園

富岡西公園
北側の自由広場からの眺めはとても良いです。

能見台中央公園から北へ500m進んだ場所にあるのが「富岡西公園」。丘の斜面を利用して造られた公園で、こちらも野球場やテニスコートが設けられる他、ぼたんや藤などたくさんのお花が植えられています。

能見堂緑地

こちらはシティ能見台近くにある、首都高がちょうど真下を通るポイントのあたり。まっすぐと伸びる首都高の向こう側はとても開けており、奥には海が見えるので、横浜の住宅街らしい景色を楽しめます。

日平橋横の高台から

また首都高に沿って東へ進むと「日平橋」という橋に差し掛かります。その横にある階段を駆け上がると、ここもまた素晴らしい景色が。ちょうどマンションの横から海がチラリと見えますね。

長浜みはらし公園

今度は駅の東側の方へ行ってみます。
駅前から山のてっぺんに電柱のようなものが見えるのですが、ちょうどその場所にあるのがこの「長浜みはらし公園」。

長浜みはらし公園

こちらからは駅の西側、高層マンションが並ぶエリアを見渡すことができます。こうしてみるとマンションが密集しているのがよくわかります。住宅街というより、大都市のような印象も受けます。(以前に訪れたユーカリが丘にも似ているなと思いました。)

こうした丘陵地から見られる絶景は横浜ならでは!その他にもまた、能見台は敷地の広い公園が多くありますので、ご自身にピッタリのスポットをぜひ探してみてください。

まとめ

三浦丘陵の北側に位置し、台地の上に溢れんばかりの住宅が広がる街・能見台。
過去によく通りがかっていた地域ではあるのですが、訪れたのは今回が初めてでした。

筆者は特に新興住宅地が好きで、その他の地域もニュータウンを取り上げることが多いのですが、ここ能見台も1970〜80年代に開発が進められた街。台地ならではの起伏がある地形ながらも、海までも見える絶景もあったりで、その心はギュッと掴まれてしまいました(笑)

また公園が多い点は筆者自身も小さい子供がいることから、特に注目するポイントではありましたが、敷地の広い公園が多いのは大変感動しました。また環境整備もしっかりされていたので、治安も申し分ないと思います。

絶景と閑静な住宅街に住んでみたい!と思っている方にこそオススメしたい街ですので、ぜひ一度その目で確かめてみてください!

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