幕張駅・京成幕張駅周辺 ―ついに始まる再開発。平凡だった街の未来は?―

幕張駅・京成幕張駅周辺 ―ついに始まる再開発。平凡だった街の未来は?―

千葉県
えきまえふぁん編集部
2022.02.24 2022.04.25
MAKUHARI

千葉県千葉市の北西よりに位置する幕張地区。幕張と聞くとやはり幕張新都心のような近未来的な街並を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかしその幕張新都心の最寄駅は海浜幕張駅で、今回ご紹介するのはJR総武線幕張駅です。堂々と幕張の名を冠する駅だけに、この駅こそ幕張のオリジナル!さぞかし幕張の中心を担っているのだろう!と思いますが、いざ降りてみるとそこにはローカルな雰囲気の商店街。しかも建物が取り壊され更地になっている箇所も。一体この街で何が起ころうとしているのか。隣接する京成千葉線京成幕張駅とともに調査していきたいと思います。

ローカルを抜けた先の新都心。ギャップの激しい駅周辺

幕張駅の案内

幕張駅はJR総武線の各駅停車のみが停車。2面3線のホームを有し、一日に数本当駅折返しの列車も設定されています。ターミナル機能もある駅なのかと思いきや、駅舎は郊外型の橋上駅舎。改札の前にはニューデイズが営業しています。

幕張駅南口

こちらは駅の南口。バスのりばはなく、タクシーのみが乗り入れ可能なものとなっています。こういうタクシーの並びってなんか懐かしいですよね。

幕張駅南口の商店街

南口をそのまま通り沿いを真っ直ぐ進むと商店街が続きます。ちょうど目の前にある踏切は京成千葉線の踏切です。

京成幕張駅

JR幕張駅から少し西寄りにある京成幕張駅。構内踏切のあるこちらも負けず劣らずのローカル感満載の駅舎。こちらは駅前に小さいながらロータリーがあり、バス停も設置されています。海浜幕張駅行きの小型バスが発着しているようです。

幕張駅付近の国道14号線

京成の踏切を越えてさらに南へ進むと、これまでのローカル感が吹き飛ぶ広い道路に出ます。こちらは国道14号線で、このあたりからマンションや広敷地の商業施設が見えてきます。ちょうどイトーヨーカドーやヤマダ電機が見えますね。ちょうどこの一帯が幕張新都心の末端となっていて、ここからさらに南へ進んでいくと、神田外語大学や放送大学、渋谷幕張高等学校などが集まる文教地区。朝の時間帯は学校へ向かう学生さんたちが列をなします。

住宅密集地だった駅前が更地に 進む再開発

幕張駅北口の更地

続いて駅の北側を見ていきます。そこにはなんと駅前とは思えぬ、枯れ草が広がる更地になっています。億には住宅が建ちますが、なぜこの一帯だけ更地になっているのでしょうか。

幕張駅北口 再開発の様子

幕張駅北口は現在再開発の真っ最中。元々更地だった場所にも住宅や小規模の商店が立ち並んでいましたが、本事業によって区画整理がなされています。写真奥に映る建物も現在取り壊され、今後道路整備も一気に進められていくものと思われます。

幕張駅北口 ロータリー

駅から少し北側のエリアはマンションなどが立ち並びはじめており、バスロータリーも設置されています。暫定的な造りになっているので、区画整理が進んだあかつきには、バスロータリーも駅に近い位置に移設となるのでしょう。

再開発というものは、目新しい雰囲気で街をきれいにさせる魔力を持っていますが、その反面地に根付いたモノを一掃するという残酷な現実もそこにはあります。この更地を見てそれがよく伝わりました。当然ここに住んでいた人たちも合意の上ではあるとはいえ、どことなく寂しさも感じたのでした。最後まで残ったスーパーも惜しまれつつ閉店されたようですので(引用)、その分地権者や住民にとっても良き街になっていただけることを願っています。

駅構内に残る鉄道遺産

JR幕張駅南口へ下る階段の手前に、何やら鉄道の座席のようなものが置いてあります。

幕張駅構内にある鉄道車両のシート

ような・・・というか、こちらは本物の座席。何とも座り心地の良さそうなこのボックスシートは、かつて房総地区を中心に走っていた車両「ニューなのはな号」で使用されていた座席なんです。おもに団体列車や臨時列車で使われていた車両なのですが、実はこのボックスシートスゴい機能を持っていて、この座席、折り畳めるんです。折りたたむとなんとお座敷になるんです。さすがに折りたたみの機能はロックされて使えないと思いますが、駅利用者の休憩スペースとして活用されています。

幕張駅構内にある鉄道車両のシート

その向かい側にも座席が置いてありますが、こちらは房総で使われていた特急車両・183系のものと思われる座席。こちらも特急列車の座席ということで、座り心地は抜群!

しかしなぜこんなところに座席が置かれているのか。。それは当駅〜津田沼駅間にはJRの車両基地・幕張車両センターがあり、そこに所属していたニューなのはなと183系車両の廃車発生品の二次利用として、ここに置かれているものと思われます。こうした今はなき車両の一部が再び活躍するのは、鉄道ファンとしてはとても嬉しいですし、鉄道遺産としてこれからも永く大事に使われてほしいと思います。

まとめ

幕張だけど新都心じゃない方の幕張駅。ローカル感がありつつ新都心の一部アクセスも担う一方で、急ピッチで進められる再開発の様子など、ギャップが激しいながら生まれ変わろうとする街の姿がありました。総武線から幕張新都心へのアクセスも隣駅・幕張本郷駅からのほうが圧倒的に多いですが、この再開発によってもしかしたらその立ち位置も変わってくるかも知れません。今後もその変貌ぶりに目が離せません。

 

えきまえふぁん編集部

えきまえふぁんの中の人です。
阪急・新京成・近鉄推しの、生まれながらの鉄ヲタ。

「何気ない日常の中にある魅力を伝える」ことを信条に、えきまえふぁんの運営に日々取り組んでおります。

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