錦糸町駅周辺 ―大通りが入り組む、雑踏と憩いの街―

錦糸町駅周辺 ―大通りが入り組む、雑踏と憩いの街―

東京都
えきまえふぁん編集部
2022.05.09 2022.05.11
KINSHICHO

隅田川荒川などの河川に囲まれ、水の郷としても知られる東京都墨田区。その南端に位置し、区を代表するターミナルとなっているのが錦糸町駅JR総武線東京メトロ半蔵門線が乗り入れ、各駅停車と快速列車の2系統で運行される総武線は、当駅を境に各駅停車が秋葉原方面へ、快速は東京駅方面へと分かれて運行されます。そんな錦糸町駅は東京都区内の駅に相応しい駅ビルと、高くそびえるビルにマンションなど、THE・都会と言わんばかりのターミナル駅ですが、そんな都会の喧騒の中にも、緑があふれる憩いと癒やしのスポットも注目したい街でした。今回はそんな錦糸町駅をご紹介します。

大通りが入り組む駅前の様子

錦糸町駅はJR総武線の線路を境に、南口と北口の2つが街の拠点となります。駅ビル・テルミナを擁する南口は、改札を出るとすぐバスロータリーが広がり、国道14号(京葉道路)と平行しています。そのすぐ側は交差点となり、都道465号線(四ツ目通り)と交差。その地下を東京メトロ半蔵門線が通り、駅もこの直下にあります。JRと東京メトロは駅舎を共有しておらず、乗換の際は双方改札を出て徒歩連絡となります。

一方の北口もロータリーを有するターミナル構造となっていますが、平行して伸びる北斎通りの並木道や、スカイツリーが直線上に眺められるツリービュー通りなど、都会チックな南口とはまた違う一面が見られます。ロータリー中央の巨大モニュメントが異様な存在感を放っていますね。

駅前にひしめく商業施設

明治27年に本所駅として開業して以来、さまざまな歴史を歩みながらもこの地に駅として根付いてきた錦糸町駅。そのシンボルとなっているのが、駅ビル・テルミナです。昭和36年に開業した「駅ビルきんし町」を元祖とし、以来60年以上錦糸町駅を支えてきた街の立役者と言えます。テルミナは南口の駅ビルと、JR高架下のテルミナ2、南口を出て右手側のテルミナ3の3フロアに分かれます。

テルミナと南口ロータリーの三ツ目通りを挟んで向かい側、錦糸町駅前交差点の角に堂々とそびえるのが楽天地ビル。こちらもテルミナ同様歴史のある場所で、元々はレジャー施設として戦前より営業。時代とともにその形を変え、現在は商業ビルとして営業。パルコ西友などの店舗や映画館などが入る他、最上階の9階は天然温泉 楽天地スパとして営業。銭湯やサウナの多い錦糸町界隈の人気スポットのひとつとなっています。

JR南口改札を出て目の前にそびえるのはマルイ錦糸町店。1983年開業と南口界隈では後発となりますが、それでも40年の歴史を持つ錦糸町を代表する商業施設です。8・9階はすみだ産業会館のフロアとなっており、イベントなどでもよく使われています。筆者もコロナ前に私立恵比寿中学のイベントでよく訪れた思い出の地です(笑)

老舗が揃う南口から打って変わって北口は、平成の新参勢ですがこちらも負けておりません!ロータリー横にそびえるのがアルカキット錦糸町。1997年にそごう錦糸町として開業しましたが、同社の経営破綻によりなんと開業から3年の2000年に閉店。その後2002年よりアルカキットとして再オープンし、現在に至りますが、開業から3年で閉鎖の経歴を持ついわば苦労人(施設)。まさに根性の商業施設と言えましょう。

駅前から少し離れますが、北口より四ツ目通りを300mほど北へ進んだ場所にあるのが、ショッピングモール・オリナス錦糸町です。その他シネコンやオフィスビル、マンションなどが集まる複合型施設となっており、建物が密集するこの地域において、一線を画すものとなっています。

喧騒の中でものんびり過ごせる憩いのスポット

ビルやマンションがひしめき合う都会の中の都会な錦糸町ですが、子供たちが安心して遊べて、お弁当を食べれるベンチのある場所もしっかりあります!そんな憩いのスポットのひとつが、オリナスの向かい側に広がる錦糸公園。騒然とする錦糸町界隈の中でも、芝生の広場や遊具などが充実する憩いの場。立地上人が多いので静かではないですが、敷地も十分に広いので、犬の散歩にもちょっとした休憩にも最適の場所だと思います。また公園の東側は野球場やテニスコート、体育館も併設されています。

続いては駅の西側にある大横川親水公園。とても都会とは思えぬ遊歩道や小川が南北を縦断するように伸び、思わず散歩したくなるような自然味も溢れる公園です。南は首都高錦糸町料金所から、北はスカイツリー付近までおよそ1.8kmまでに及び、その間にあるいくつもの橋を境に雰囲気が変わるような特徴を持っています。錦糸町界隈で静けさを求めるなら断然こちらがオススメです!

まとめ

古くから東京と千葉を結ぶ鉄道駅として栄えてきた錦糸町。関東大震災や東京大空襲などでの壊滅がありながらも、見事に復興を遂げ、日本の高度経済成長期をも支えてきた、まさに発展の立役者とも言えましょう。そんな背景から見て取れるように、この街の強さをも感じ取れました。
また個人的な所感で言うと、実はそこまで人の多い都会はあまり好きではないのですが、この街はそれだけではなく、人々が憩える場所もきちんとあるという、そのことだけでも愛着を持つことができました。
これからも強くたくましい、人々にとって暮らしやすい街・錦糸町であってほしいなと願います。

えきまえふぁん編集部

えきまえふぁんの中の人です。
阪急・新京成・近鉄推しの、生まれながらの鉄ヲタ。

「何気ない日常の中にある魅力を伝える」ことを信条に、えきまえふぁんの運営に日々取り組んでおります。

東京都のえきレポ

Prefecture Posts