東武東上線で池袋から最速28分、川越駅、本川越駅とともに市内中心部の玄関口の役割を担う川越市駅。
車庫があることから当駅を起終点とする列車も多く設定されており、今でも当線の要所として機能しています。
接続路線はないものの、駅前の通りは日中でも多くの人通りが目立ちましたが、その理由とは。。。?
今回は川越市内の前述2駅に引き続き、川越市駅の周辺を歩いてきました!
数件の商店と、駐輪場が立ち並ぶ駅周辺
川越市駅は西武新宿線・本川越駅とともに市内の東上線側の主要玄関口としての役割を持っていました。
近年は川越駅周辺に街の中心が移転していきましたが、当駅を起終点とする列車も多く設定されており、今でも市内の主要駅のひとつとなっています。
西側は東上線の車庫があり、そちらを通り抜けるような通路や改札などはなく、駅の西側へ出るには改札を出て直進した場所にある踏切を渡る必要があります。
駅前にはタバコ屋さんや数件の居酒屋。
コンビニはファミリーマートとローソンの2件。マツモトキヨシもあるようです。
線路の向こう側にはマンションも見えますね。
駅を少し離れると住宅街となっており、戸建てが多く立ち並ぶエリアとなります。
駅のすぐ横には広めの駐車場。
また駅前に女子高や私立高もあるため、学生さんも多いです。
駅前からはバスも出ており、小江戸巡回バス(平日運休)や川越シャトルバス(川越駅方面/西川越駅〜霞が関駅方面)が発着しています。いずれも本数はあまり多くないのでご注意。
また駅前には比較的広めの駐輪場が立ち並んでおり、駅の利用者だけでなく周辺の医療施設などと提携したサービスも行われているようです。
とくに目立った商業施設などはなく、どちらかと言うと閑静な佇まいを見せる駅なのですが、駅前の人通りは多い印象を受けました。
これにはちゃんとした理由がありましたので、次の項で紹介していきましょう。
単独駅でも乗換機能を持つ、駅の連絡事情
前述の人通りは駅舎を出て右側、東側の通りへと続いていきます。
この道を直進すると、西武新宿線・本川越駅の西口へ繋がっています。
川越市中心部の駅で唯一他線と接続していない本川越駅を利用する場合、川越駅からではバス利用、もしくはクレアモール経由で1km・徒歩11分ほどの連絡となりますが、川越市駅からだと400m・徒歩5分ほどで連絡が可能なため、人通りの多さはこの両線の乗換で利用する人によるもののようです。
2016年頃までは両駅の乗換は徒歩10分ほど要していたようですが、本川越駅の西口開設と、駅前の道路が整備されると、利便性が一気に向上し、川越市駅の利用者数も年々増加しているそうです。
また本川越駅から近いことから、旧市街地方面へのアクセスも川越駅を利用するより距離が近くなりますので、東上線で旧市街地観光へ行かれる際は、当駅を利用するのも良いでしょう。
ちなみに写真の中心に写っている「若松屋」という焼き鳥屋さんは、席につくなり注文の有無に関わらず、わんこそばのように次々と目の前に焼き豚や焼き鳥が置かれていく、おもしろいシステムのお店なのだそうです。
まとめ
街の中心地からは少し離れつつも、主要駅としての機能も果たし、乗換や観光地への利便性も高い川越市駅。
埼玉県第一弾として川越の中心3駅を回ってみましたが、特徴も違っていたり、役割もそれぞれでしっかりとしたものを持つ駅ばかりでした。
川越市駅も一見小規模の商店や住宅街に囲まれる郊外駅の雰囲気ですが、機能性や利便性もこの目で見てみないとわからないものですね。
えきまえふぁん、これからもそんなリアルな駅の隠れた魅力をどんどん見つけて行ければと思います!