川越駅周辺 ―新旧の街が賑わう小江戸の玄関口―

川越駅周辺 ―新旧の街が賑わう小江戸の玄関口―

埼玉県
2020.12.26 2022.07.15
KAWAGOE

埼玉県を代表する中核市・川越
その玄関口として機能する川越駅は、JR川越線と東武東上線が乗り入れる主要駅となっています。

江戸の雰囲気を残した「小江戸」の街として、観光地でも有名な川越ですが、駅周辺の商業施設や商店街は、終日賑わいを見せる商業が発展した街でした。

えきまえふぁん、埼玉進出第一弾は川越駅周辺を歩いていきたいと思います!

再開発で大きく生まれ変わった・西口

川越駅は改札こそ別れているものの、JR・東武両社一体型の駅舎となっており、東口・西口の連絡通路の役割も持ちます。
まず両線の改札を出て左に行くと、真新しいペデストリアンデッキと繋がる西口へ行ってみるとしましょう。

川越駅西口のペデストリアンデッキ

川越駅 西口バスロータリー

デッキの真下にはロータリーがデッキを挟みこむように敷かれ、バスロータリーからはおもに西武バスの路線や、各都市を結ぶ高速バス、イーグルバスによる小江戸巡回バスも発着します。

川越駅西口周辺の商業施設

それでは西口周辺の商業施設を見ていきましょう。

ルミネ川越

JR側の駅ビルとしての役割も持つ「ルミネ川越」。
地上4階建のビルに、カフェを中心とした飲食店、インテリア・雑貨店や書店などが入ります。
ルミネというと、新宿や大宮などの大規模のファッション系のお店が多いイメージがありますが、ルミネ川越はカルチャーに特化したテナントが多いのが印象的です。

U PLACE

駅からペデストリアンデッキを直進し、最奥の地点に建つ真新しいモダンな建物は「U PLACE」。
2020年6月に開業したばかりの、川越で一番新しい商業施設で、1〜2階がショップフロアとなり、コンビニや飲食店などが入居。
3階より上は川越市のサービスステーションや医療施設が入り、7階より上には東口から移転となった「川越東武ホテル」が建てられました。
また旧市街地にあった埼玉りそな銀行・川越支店も当施設に移転しています。

ウェスタ川越

ウニクス川越

U PLACE横の大通りをさらに進み、左側に見えてくるのが、複合施設「ウェスタ川越」。
入り口から三角状に広がる広場の奥には、右手側に大ホールをはじめとした川越市の公共施設。反対の左側にはショッピングモール「ウニクス川越」が建ちます。
こちらはヤオコーやノジマをはじめ、飲食店や雑貨店がテナントで入りますが、川越から撤退や移転した店舗(モスバーガー・クレアモールから撤退→復活、エムアイプラザは三越川越店から移転)もあり、川越の街を生まれ変わらせる役割も担っています。

西口周辺は商店の他に学習塾や銀行、法律事務所などが集まり、東口と比べて落ち着いた雰囲気があります。
訪れた日は、とくに学生さんが多い印象でした。

街の中心を形成する・東口

駅に戻り今度は反対側、東口を見ていきましょう。

川越駅東口

こちらもペデストリアンデッキとバスロータリーを有するターミナルとなっていますが、デッキは2021年2月の完成に向けて改装工事中。

川越駅東口 工事中のペデストリアンデッキ

駅舎の様子は現在見ることはできませんが、完成した暁には新しく生まれ変わった駅となっていることでしょう。

川越駅東口周辺の商業施設

再開発の進む西口と対象的に、長らく川越の表玄関を担ってきた東口は、街の中心的役割となっています。
駅前の商業施設ももちろん充実!では早速見ていきましょう。

ルクア川越

東上線改札を出るとすぐ右手に隣接するのは「エキア川越」。
2〜3階の2フロアとなっており、飲食店をメインとした15の店舗が入居。
東武直系の施設ということで、JR側のルミネとともにエキナカ施設の役割担っています。

アトレマルヒロ

駅舎を出てすぐ左手にみえる大きな建物は「アトレマルヒロ」。
アトレといえばJR東日本の商業施設の名称ともなっていますが、こちらのアトレは丸広百貨店系列店舗となっており、JRとは無関係なのだそうです。
こちらは食料品売場やレストランはもちろんのこと、ABCマートやユニクロ、GUなどファッションや雑貨店店舗は若年層をターゲットとしているのが特徴となっています。

マイン

お次はアトレからロータリーを挟んで向かい側にある「川越マイン」。
地上3階・地下1階からなるフロアに、核店舗の東武ストアを中心に飲食店や各サービス店舗が入ります。

こちらも周辺の人通りが多い地域となっていますが、おもにアトレマルヒロ横の通路を介して、クレアモールに流れていくようです。
クレアモールに関しては次の項目でご紹介します。

通行量県内一!川越のメインストリート・クレアモール

クレアモール

アトレマルヒロ横の通路を抜けると、人通りの多い商店街へと差し掛かります。
こちらは川越を代表する商店街「クレアモール」。
東口から北へ真っ直ぐと伸び、本川越駅近辺を経由して、末端は蔵造りの街並みへと続く1.2kmにも及ぶ長い商店街で、地元の方々はもちろん観光客でも賑わう川越のメインストリートとなっています。
元々は川越駅から旧市街地を結ぶ連絡通路的な役割を持ち、1964年に「丸広百貨店」(本川越駅の記事で紹介予定)が旧市街地からクレアモール沿いに移転したのを期に、急速に街が発展していったようです。

丸広百貨店
クレアモール沿いにある丸広百貨店

観光スポット・小江戸を形成する旧市街地

川越といえば「小江戸」の街としても全国的に有名な観光スポット。
川越駅とは1.5kmほど離れた距離にあり、クレアモールを越えてしばらく歩くと、風情ある街並みが目に飛び込んできます。

小江戸の街 大正浪漫夢通り 川越 時の鐘

小江戸巡回バス
小江戸巡回バス

蔵の街並み」以外にも、大正時代の街並みを残した「大正浪漫夢通り」や、昭和の風情が漂う「中央通り商店街」など、歩いてタイムスリップが体験できる観光スポットとなっています。

また川越駅からのアクセスは、徒歩の他に西口から「小江戸巡回バス」が、東口から「小江戸名所巡りバス」や蔵町を経由する東武バスの利用が便利です。

旧市街地へのアクセスは本川越駅が最寄りとなるので、詳しい情報はそちらの記事でご紹介できればと思っていますので、お楽しみに!

まとめ

観光地としての知名度の他に、地元の方からも愛される商店街、新しい商業の開発も進められ、発展をし続ける川越。
今回はじめて訪れましたが、観光地ということもあり、とにかく回る場所が多く半日では回りきれない。。。!
もっともっと紹介したい場所も、まだまだたくさんありますので、近いうちに再度リベンジして、さらなる魅力をお伝えしていきたいと思います!!

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