柏駅周辺 ―千葉県北部の中核都市、カルチャーを生む街―

柏駅周辺 ―千葉県北部の中核都市、カルチャーを生む街―

千葉県
2021.12.25 2022.07.15
KASHIWA

千葉、船橋、松戸と並んで千葉県の北部エリアの中核を担う柏市。その中心となるターミナル駅がこの柏駅です。JR常磐線の快速列車も停車する他、東武アーバンパークラインにおいてはスイッチバック構造となることから折返し列車が大半を占め、両社ともに主要駅として機能しています。

そんな柏駅の周辺は、西口側に柏髙島屋ステーションモールが駅ビルとして機能する他、家電量販店や商店街などが並ぶ、ターミナル駅に恥じない繁華街としての姿を見せます。その他にもカルチャーや環境への配慮など、社会における取り組みが印象的でもありました。

今回はそんな柏駅の魅力に迫りたいと思います。

揃わないものはもはやない!?駅前を華やぐ商業施設

柏駅のエントランスは東口・西口の2つとなっており、双方ともに賑わう街の拠点となっています。そんな駅前を華やぐスポットを見ていきましょう。

柏髙島屋ステーションモール S館
柏髙島屋ステーションモール S館

こちらは西口側の駅ビルとしても機能している「柏髙島屋ステーションモール」。S館・本館・新館の3棟からなる柏駅界隈最大の商業施設となっています。S館は東武線の駅舎を兼ねており、2階部分が改札となっている他レストランや東急ハンズ、ファッション系の店舗が中心となっています。また1階部分は西口バスターミナルとしても機能しています。

柏髙島屋ステーションスクエア 新館
柏髙島屋ステーションスクエア 新館

本館・新館はS館を中心に南北に放射状に建てられており、北側の本館は「柏髙島屋」として百貨店業態として展開しています。一方南側の新館は3棟の中で最高層の建物で、S館同様ファッション系店舗やレストランが中心となっています。

ビックカメラ柏店

反対側東口は、ペデストリアンデッキに出ると正面に見えるのは「スカイプラザ」。ビックカメラや洋服の青山などが入る複合型商業施設となっています。左側に連絡通路が見えますが、こちらの建物は元々そごう柏店として営業していましたが、2016年に閉店されて以降建物自体も閉鎖されており、新たな店舗が入るような動きは見られません。

柏マルイ

東口ペデストリアンデッキを出て右手側にあるのが「柏マルイ/ファミリ柏」。1970年代からある歴史あるショッピングセンターで、施設内で商店街が形成されている珍しい施設となっています。

マルイとビックカメラの間からペデストリアンデッキを下りて正面に見える商店街は「レイソルロード」。その名の通り柏をホームタウンとするJリーグサッカーチーム・柏レイソルのホームグラウンドである三協フロンテア柏スタジアムへと続く道で、1.5kmある道沿いに多くの飲食店が立ち並びます。サッカー観戦の前後にプラプラ歩きながらグルメを楽しむのもよいかもしれませんね。

二番街

レイソルロードへ下りて右手側にある「二番街商店街」は、先述のマルイも含めたアーケード商店街。ドンキホーテやモディなどの大型店舗やバーガーキング、マツモトキヨシなどの見慣れたチェーン店舗が並びますが、特に面白いのは商店街の公式サイト。店舗紹介はもちろん、Wi-fiや電源が設置されている店舗を紹介するなど、需要を考慮したサービス展開をしてくれるのは嬉しいですね。

二番街商店街の公式サイト

柏モディ
柏モディ

その他にイトーヨーカドーやマルエツなどのスーパーも充実しているので、何から何まで駅前で揃えられるのが嬉しいですね。

路上ライブ大歓迎!音楽で街を元気に

柏駅東口のデッキ

東口のペデストリアンデッキへ出ると、こんな看板が。
柏はかねてより音楽の街としても知られており、サムシング・エルスやナオト・インティライミさんなど、多くのミュージシャンを輩出してきた街でもあります。そうした背景から、柏駅前は夜になるとストリートミュージシャンのライブ会場と化します。さらに嬉しいのは看板にも書いているように、デッキでの演奏は登録制となっており、登録サイトへの申請が必要となります。
近年では近隣住民からの苦情などが問題となり、めっきり数を減らしたような印象を受ける路上演奏ですが、こうした文化を守りたいと応援してくれる街があるのは嬉しいですし、秩序が保たれているからこそなのでしょう。

また柏はライブハウスも多く、ThumbUPやPALOOZAなどのライブハウスは有名ミュージシャンがよく来場することでも有名です。

エネルギーは作れる!体験から環境を考える取り組み

スマホが充電できるブランコ

駅を散策していると、何やらブランコのようなものが置いてありましたが。。。?
こちらはそのとおりブランコではあるのですが、普通のブランコではありません。なんと漕ぐことで発電し、スマホの充電ができてしまうブランコなのです。(※現在設置は終了しています。)
今何かと話題のSDGsへの取り組みの一環として、柏市のまちづくり団体・柏アーバンデザインセンターが企画・設置したもの。はじめは柏神社や東口のデッキに設置され、メディア等でも話題になりましたが、筆者が訪れたときには西口にあるビルの横に設置されていました。
1分漕ぐことで3%の充電が可能とのことですが、これを50%充電しようとすると、約15分ほど漕ぐ必要があります。普段であればコンセントを入れればすぐ充電できてしまいますが、発電するのがいかに大変かというのがよくわかります。こうした当たり前に感謝できるきっかけになりますね。

2021年に行われていたカシワテラス

その他にも、柏アーバンデザインセンターが企画した取り組みは柏駅を中心に行われており、2019年より設置されていたこちらのカシワテラス(※2021年9月に終了)など、街づくりの実証実験が行われています。
こうした体験から遊びながら学べる取り組みは、伝える側の我々の立場からも、伝えていきたいと思いますし、ぜひこれを見て体験していただきたいと思わせてくれます。今後の新たな取り組みにも注目です。

まとめ

千葉県北部の中核都市として、発展した商業とカルチャーを生み出してきた街・柏。
筆者は元バンドマンで、現在はデザイナーを本職としていますが、やはり路上ライブや街づくりへの取り組みは自分の経験からも込み上げてくるものがありました。表現者の活動の場は年々減っていってる印象がある中で、こうした場を提供してくれる姿勢は感動を覚えますし、制作者としてもアイデアを活かした街づくりというのはとても良い勉強になります。普段はなかなか来れない地域ではありますが、今後もその発展を注目していきたいと思います。

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