本厚木駅周辺 ―本来の厚木はホントウのアツい街!?―

本厚木駅周辺 ―本来の厚木はホントウのアツい街!?―

神奈川県
2020.12.16 2022.10.23
HON-ATSUGI

相模原や海老名などと並んで、神奈川の県央地区を代表する都市である厚木市。その玄関口と中心街となっているのが今回ご紹介する本厚木駅です。小田急小田原線の単独駅ではあるものの、快速急行までの優等種別とロマンスカーの半数以上が停車する主要駅のひとつとして数えられています。
地域住民や利用者からもホンアツと呼ばれて親しまれている本厚木駅の周辺を見てきました!

“本来の厚木” 駅前の様子

本厚木駅は1927年(昭和2年)に相模厚木駅として開業しましたが、新宿寄りの隣駅であった河原口駅が1944年に厚木駅に改称。混同を防ぐため当駅も”本来の厚木駅”という意味を込めて「本厚木」駅に改称されました。事実隣の厚木駅は海老名市に属するので、名実ともに厚木の中心。またロマンスカーの停車駅でもあり、主要駅としても数えられ、当駅を起終点とする列車も多数設定されています。
新宿からも快速急行で1時間圏内で行けるという利便性も魅力のひとつで、その証拠に駅周辺には高層マンションもあり、少し離れると住宅が広がるベットタウンとして機能しています。

中央改札
東口改札(小田原側)
東口改札(新宿側)
ホームからミロード口への階段
ミロード口
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改札は3箇所あり、北口駅前広場や南口と繋がるのが中央改札。新宿寄りにある東口改札はミロードEAST内の東西の2方向にへと別れます。ホーム中央寄りの唯一上へと続くエスカレーターの先には、ミロード1の4階と直接連絡するミロード口があります。

本厚木駅北口
本厚木駅前のスクランブル交差点
本厚木駅前のバス停
あつぎ大通り
本厚木駅北口広場
本厚木駅前のスクランブル交差点
本厚木駅前のバス停
一番街通り
あつぎ大通り
さつき通り
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駅の入口はおもに北口、南口、東口の3箇所。北口は元より市の繁華街として機能しており、商店街や駅ビルとなるミロードをはじめ多数の商業施設が点在します。

本厚木駅南口とロータリー
本厚木駅南口バスのりば
MIHARAS(ミハラス)
本厚木駅南口
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一方の南口も駅舎横にバスロータリーが設けられていますが、近年行われていた再開発事業によって複合ビルMIHARAS(ミハラス)の竣工、歩行者デッキなどの設置が行われました。

本厚木駅東口
ミロードEAST入口
地下道入口
ミロードEAST
本厚木駅東口交差点
本厚木駅東口周辺
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最も新宿寄りにある東口は、ミロードEASTや厚木バスセンター、エミューを結ぶ地下道とも接続しているため、利便性の高い場所にあります。

厚木市の中心を彩る商業施設

ミロード1
ミロード2
ミロードEAST
連絡通路
ミロード口前のイベントスペース
ミロード1 6階レストランフロア
ミロード2 4階連絡通路横
ミロードEAST内の通路
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駅ビルとしても機能する本厚木ミロードは、新宿駅や新百合ヶ丘駅など小田急沿線にあるミロードの先駆けとして1982年3月20日開業。駅とも直結する一番大きなミロード1と、その向かい側のミロード2の2つの建物から構成されます。
ミロード1にはレストランやファッションショップのフロアなど、大型施設でよく見られる構成の他、1階部分にカジュアル系の飲食店が多く集まるミロードEAST(イースト)。地下1階はミロードフードマーケット。南口側にはウェルシア薬局が核テナントとなる南館があります。
一方のミロード2にはノジマ電気や無印良品、ユニクロ等専門店などが入ります。

東口の目の前には、小田急沿線ではお馴染みの小田急マルシェ。キャンドゥや日高屋、しゃぶ葉が入る3階建てのビルになっています。

イオン厚木

東口交差点を斜向い側に渡り、直進すると見えてくるのは厚木ガーデンシティビルダックシティ厚木百貨店として1981年開店し、その後イオンの前身であるビブレ、サティに名称変更し現在に至ります。B1〜3階がイオン厚木店、4〜8階はガーデンシティ厚木として営業。厚木バスセンター(後述)にも隣接し、地下道とも連絡しています。

ガーデンシティの向かいにあるのがアミューあつぎ。元々は厚木パルコとして営業していましたが、2008年に閉店後現在のかたちに。各種専門店を取り揃えたショッピングゾーンと、子育てや文化活動などの公共施設が一体となった複合型施設となっています。また9階にはミニシアター・あつぎのえいがかんkikiがあり、世界の名作映画を最上の音響で楽しめる映画ファンにはたまらない激アツな施設となっています。

業務スーパー本厚木店
オーケー厚木店
業務スーパー本厚木店
ヨークフーズ厚木店
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スライドでのご紹介となりますが、駅周辺のスーパーはおもに3店。
一番街を進んだ先にはオーケーストア。ミロード1と2の間の道路を進むと左手に業務スーパー。その斜向かいから伸びるもみじ通りを進むとヨークフーズがあります。

アクセスの拠点と名物グルメ!駅周辺のみどころ

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本厚木駅からバスを利用するなら知っておきたいのが、駅前では最大のバスターミナルとなる厚木バスセンター。東口から徒歩1〜2分の場所にあり、地下道とも繋がっています。発着する路線全てが神奈川中央交通(神奈中バス)となり、厚木市内の各地域を結ぶ路線が集約しています。
厚木市は市内を通る鉄道路線が小田急線のみで、当駅の南北は鉄道空白地帯となっています。そのため路線バスの本数が非常に多く、駅前は乗り場が繁雑になっていたそう。これらを整理するべく開設されたのが厚木バスセンターで、市内交通の本質的なターミナル機能を担っています。

ホルモンセンター・酔笑苑
シロコロホルモン好きの聖地・酔笑苑

厚木と言ったらやはり外せないのが、町の名を一躍有名にさせたB級グルメ・シロコロホルモンでしょう。
全国B級グルメ選手権で3年連続でグランプリを獲得し、殿堂入り果たしたホルモン焼き料理で、本厚木駅周辺にはホルモン焼きのお店が多く集まります。
シロコロホルモンの名前の由来が、「シロ」と呼ばれる豚の大腸に当たる部位を焼くと膨らんで「コロコロ」することから名付けられたそうで、町興しによって近年つけられたそうですが、ホルモン焼き自体は戦後間もない頃から食べられて来たのだそう。

また本厚木にホルモン焼き屋が集まる理由として上げられるのは、当駅より南2kmほどの場所に神奈川食肉センターがあり、新鮮な食肉が入手しやすい環境であるのだそうです。
ここ最近ではとん漬け(豚ロースの味噌漬け)などの豚肉料理が誕生し、新しい厚木の名物となりつつあります。

まとめ

神奈川県厚木市にある本来の厚木駅として市の中心的役割を担う本厚木駅。

かれこれ20年も前の話ですが、知り合いと合うためによく訪れていた場所でもあり、久しぶりに来てみてあまり変わっていないな〜という印象でした。南口は再開発こそありましたが、北口のミロードや一番街、バスセンターのあたりは当時私が見た光景そのままでしたし、逆に変わらないなりの嬉しさを感じたのも事実です。もしかしたらホントウのアツさがそこにあるのかもしれません。

もし機会がありましたら、ぜひその目で確かめてみてください。

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