埼玉県の中心・浦和駅周辺を支えるお買い物スポット

埼玉県の中心・浦和駅周辺を支えるお買い物スポット

駅の商業
2022.07.31 2022.07.31
EKIMAG

埼玉県の県庁所在地としてその中心に君臨し続ける街・浦和高崎線宇都宮線(東北本線)の前身となる日本鉄道の開業と同時に設置された浦和駅も、以来県内の代表駅としてももちろん、上野駅まで30分圏内という利便性で東京のベットタウンとしても機能するようになりました。
駅の周辺は、市内だけでなく県の中心として恥じぬ大型商業施設はもちろん、古くから営む商店街も負けじと賑わう街。そんな浦和駅界隈を盛り上げる商業施設を見ていきたいと思います。

駅ビル・アトレと真っ赤な遊歩道

アトレ浦和

駅舎はアトレ浦和からなる駅ビル構造。高架下東京寄りのサウスエリアはデリカショップをメインとした食料品売り場。一方大宮方のノースエリアは蔦屋書店やスターバックス。西口駅ビル内のウエストエリアはレストランと各種サービスショップがメイン。各フロアごとにジャンルの棲み分けがしっかりとされ、わかりやすく迷わない工夫がされています。

西口の地下通路へ接続する通路は、赤一色に塗られたURAWA SOCCER STREETとなっており、これはJリーグチーム・浦和レッズのホームタウンであることが由来となっています。通路内にはオフィシャルショップとユニフォームが展示されています。

古くから栄える商業地域 西口

伊勢丹とコルソ

もとより商店街が盛んだった西口。駅前ロータリーを囲うようにそびえるコルソ浦和伊勢丹浦和店は、1980年代の再開発事業によって建てられ、開業以来約40年間駅前の代表的な商業施設を担ってきました。コルソはこの建物の総称で、伊勢丹はコルソの1テナントとなっています。伊勢丹では高級ブランドショップが多く入るまさにTHE百貨店と言うべき店舗展開。コルソ側も各フロアごとに専門的な店舗が集まります。

イトーヨーカドー浦和店

伊勢丹の裏側にはイトーヨーカドー浦和店。アトレやコルソ、パルコにも食料品売場やスーパーのテナントが入りますが、駅界隈にあるスーパーの単独店舗としては当店が唯一となります。

さくら草通り

コルソ裏側から西へと伸びるさくら草商店街は、道幅の広い歩行者専用道路となっており、終日人通りも多い商店街です。その理由からとても歩きやすく、街路樹と開放感が相まってひとときのやすらぎを与えてくれます。

なかまち商店街

イトーヨーカドーから旧中山道へと続くなかまち商店街(仲一街商店会)は、戦後間もない頃に結成された歴史ある商店街で、浦和駅の商業を盛り上げてきた立役者。その特徴から老舗も多く立ち並びますが、今どきのカフェやベーカリーもあったり、新旧の店舗が入り混じります。
道幅が3mほどと路地の雰囲気ではありますが、道の中央に街路樹が植えられていたりと、歩いてて清々しい気持ちになれますね。

生まれ変わった街も商業の一角を担う 東口

浦和パルコ

かねてより商業が盛んだった西口とは対象的に、住宅街の玄関口として機能していた東口。1990年代になるとこちらも再開発が浮上。駅前広場の再整備とともに隣接する複合施設として、ストリームビルが2007年に開業。メインテナントとして浦和パルコがオープンしました。当店はパルコとしても最大規模の面積を有し、コルソやアトレとともに浦和駅界隈の商業代表格となっています。パルコとともにスーパーヤオコー、シネコン・ユナイテッド・シネマ、さいたま市の図書館やコミュニティセンターなどの公共施設も入居しています。

東通り商店街

再開発で様変わりした駅前から北側は、分断されたかのように東仲町商店街が、越谷街道までの約400mに渡って伸びていきます。

前地通り商店街

駅南側を通る日の出通りを横断し、東通りの路地を東へ進んだ場所にあるのが前地通り商店街
こちらも歴史を感じる風情ある商店街となっており、レトロな雰囲気の飲食店や、前述の浦和うなこちゃんでもご紹介した名物のうなぎ屋さんも立ち並びます。

まとめ

駅の開業から140年という長きに渡って埼玉県を代表駅としての役割を担う浦和駅。時期によって違いはあるものの、駅前の再開発で大型商業施設の開業で一気に発展。方やそれまで街を支えていた商店街も衰えることなく共存し、活気ある町並みが形成されています。またさらなる再開発も進められるということで、今後の発展にも大いに期待したいと思います。

駅の商業のえきマガ

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