生駒駅周辺 ―大阪と奈良、聖天を繋ぐ玄関口―

生駒駅周辺 ―大阪と奈良、聖天を繋ぐ玄関口―

その他のエリア(奈良県)
えきまえふぁん編集部
2022.03.22 2022.05.10
IKOMA

奈良県生駒市は県北西端に位置する都市。大阪との県境は生駒山地の高い山々に囲まれる山間部の街で、奈良方の玄関口としての役割を担うのが生駒駅です。近鉄の主要駅のひとつで、奈良線けいはんな線生駒線の3線が乗り入れます。各線に島式ホームを有した3面6線の橋上駅舎に、駅前2箇所のロータリーを有するターミナル駅らしい雰囲気を持つ駅。周辺は起伏が激しいながらも住宅が多く並ぶ他、観光地としての側面もある面白い街でした。

大阪と奈良の玄関口を担う、生駒駅周辺の様子

生駒駅改札口

ホームの階段を登ると、改札口は1箇所。正確には中央改札口と西改札口の2箇所ありますが、それぞれホーム側から分離されているので、降車の際確認しておくと良いでしょう。いずれも北口・南口へと出る構造となっています。
またけいはんな線の乗り換えのみ改札が別途設けられていますが、これは同じく大阪方面へ向かう奈良線と、けいはんな線が相互直通する大阪メトロ中央線との不正乗車を防ぐためのものだそう。

生駒駅北口

改札を出て右手側の北口。トラック型のロータリーを囲うようにペデストリアンデッキが設けられています。駅を出るとすぐアントレ生駒やベルテラスいこまなどの商業施設が並びます。駅前を出るとアップダウンの激しい地形に住宅が立ち並びます。

生駒駅南口

一方の南口は、片車線切り欠き型の交通広場に、グリーンヒルいこまへ続くデッキが整備されています。道路の向こう側はアーケード型の商店街が続いています。後述でご紹介する生駒山上ケーブルの鳥居前駅もこの奥にあり、宝山寺への参道、生駒山への入口になっています。

生駒トンネル

当駅の大阪方はすぐトンネルとなっていて、奈良線とけいはんな線はこのトンネルを潜って大阪の中心部を目指します。このトンネルは生駒トンネルという全長約4.7kmにも及ぶ長大トンネル。大阪と奈良の間には生駒山脈という高い山々が連なっており、両都市間を結ぶJRは生駒山脈を迂回するルートが取られてるのに対し、近鉄はこの生駒トンネルによって大阪〜奈良間を最短距離で結ぶルートを実現。生駒駅は両都市間を繋ぐ重要な玄関口としての役割を担っているのです。その影響からか県外就業率が元より高い奈良県においても、生駒市は50%以上と県内で最も高いそうです。

山間部の生活を支える商業施設

アントレ生駒

北口のすぐ真正面に堂々とそびえるアントレ生駒近鉄百貨店生駒店を中心とした商業施設となっています。

ベルテラスいこま

さらに奥に進むと、開放的な建物が印象的なベルテラスいこま。飲食店や医療系の店舗と、最上階は図書館となっているそうです。北口はファーストフード店が少ない印象でしたが、デッキと直結する3階にミスタードーナツや、鎌倉パスタ、サンマルクカフェが入居していますので、カジュアルにご飯を済ませたい場合は南口に行くか、北口側ではこちらが唯一となるようです。

KINSHO生駒店

1階フロアには近鉄沿線ではおなじみのスーパーKINSHO

万代生駒店

駅から少し離れますが、東側へ10分ほど歩いた場所にはスーパー万代があります。郊外型の店舗となっており、駐車場も完備されています。

続いて南口には、デッキ正面を降りてすぐアーケード型の商店街・ぴっくり通り商店街。この中にある八百屋さんがスーパーを凌駕する安さを誇っているそうで、利用者に人気なんだとか。

グリーンヒルいこま

大阪方の線路に面して建つのはグリーンヒルいこま。ダイソーの大きな看板が印象的です。生駒駅とケーブルカー・鳥居前駅の連絡通路も兼ねており、飲食店街の入り口に掲げられている「ようこそ生駒聖天さんへ」の看板が観光地・生駒へと誘います。

観光地・生駒としての顔

生駒山上ケーブル

グリーンヒルいこまのレストラン街を奥に抜け、歩道橋を渡ると昭和の雰囲気を漂わせる駅のような建物へと繋がります。この駅は鳥居前駅という駅で、れっきとした近鉄の駅。生駒駅とは少し離れており、駅名も違うのですが、こちらは生駒山上ケーブルというケーブルカーの発着駅となっています。犬?や猫?に象られたカワイイ!?車両が印象的なケーブルカーですが、こちらに乗っていくと宝山寺という生駒山の中腹にあるお寺の最寄り駅・宝山寺駅へと登っていきます。

宝山寺駅と宝山寺参道、ケーブルカー、生駒山頂駅

ケーブルカーは宝山寺駅に着くとその先は乗り換え。メルヘンチックな車両に乗って今度は生駒山上駅を目指します。駅の目の前は生駒山上遊園地で、生駒山から大阪平野の絶景を眺められる遊園地となっています。今回訪れた日は残念ながらちょうど冬季の休園期間中で中には入れませんでした。

このお話の続きはこちらの記事でお話していますので、ぜひ併せて御覧ください。

生駒山散策の記事を見る

まとめ

大阪と奈良を最短で結ぶ近鉄の重要な拠点、高い山々にそびえる観光地としての顔も持つ生駒駅。近鉄は阪奈間を結ぶ交通機関で唯一生駒山脈を貫く路線であるため、ずっと気になっていて降りてみたいと思っていた駅でした。難波から大阪平野を東へ進むと生駒山の急勾配を駆け上がり、長大トンネルでさらに山を登っていく。隣接県とはいえど、その生駒山脈という壁はとても高く、それでいて果敢に立ち向かっていった近鉄の苦労が伺えることができます。
そして実際に歩いた生駒の山は本当に急で、下りではありましたが急な階段故脚への負担もかなりのものでした。体力に自信のあるハイカーの方や、絶景好きな方には本当にオススメですので、ぜひ挑戦してみてください(笑)

えきまえふぁん編集部

えきまえふぁんの中の人です。
阪急・新京成・近鉄推しの、生まれながらの鉄ヲタ。

「何気ない日常の中にある魅力を伝える」ことを信条に、えきまえふぁんの運営に日々取り組んでおります。

その他のエリアのえきレポ

Prefecture Posts