横浜駅東口 ―ヨコハマを象徴する、ベイフロントの街並み―

横浜駅東口 ―ヨコハマを象徴する、ベイフロントの街並み―

神奈川県
えきまえふぁん編集部
2021.10.15 2021.10.15
YOKOHAMA EAST GATE

神奈川県最大の人口と知名度を誇る横浜市。その中心となる大ターミナルを形成するのがこの横浜駅です。

JR各線の他に京急、東急、相鉄、横浜高速鉄道、横浜市営地下鉄の全6事業者が乗り入れ、その事業者数は日本最大となっています。また乗降客数も東京都区内の3トップ(新宿・渋谷・池袋)と大阪駅についで世界第5位を記録する文句なしの県内最大の駅。

そんな大規模ターミナルは、大きく分けて「東口」「西口」2つの拠点を形成し、西口は重ね重ね行われる工事期間の長さから「日本のサグラダファミリア」などと呼ばれていますが、対して東口は80年代にもなると中核となる商業に、街としての機能は確立されているような印象です。
今回はそんな東口にフォーカスを当てて紹介したいと思います。

道路が立体的に入り組む横浜駅東口の様子

横浜駅東口中央

では早速見ていきましょう。
横浜駅は3箇所の通路が設けられており、中でも一番人通りも多く、広い通路となっているのがこの中央連絡通路。この通路と直接連絡しているのはJR、京急、東急東横線/みなとみらい線の4社で、京急が東口に最も近い位置に改札口があります。(相鉄、横浜市営地下鉄は西口を拠点としているため省略)
通路の末端へと進むと、地下街「ポルタ」へと繋がります。

崎陽軒本店

ポルタを正面に右手側に進むと「横浜中央郵便局」。その隣には崎陽軒の看板を堂々と掲げたビルが。
こちらはそう、横浜を語る上で欠かせない名物の中の名物「シウマイ」で有名な「崎陽軒本店」。
崎陽軒というとまず真っ先に、駅にある売店とシウマイ弁当を思い浮かべるのですが、こちらのビルはレストランや宴会場の営業を主体としていて、中華料理店をはじめイタリアンレストランなども入ります。
中華だけでなく多国籍料理も扱うのは意外でしたが、やはりここの名物は何と言ってもシウマイ(シュウマイではなくシウマイなのでお間違いなく)。シウマイ弁当はまさに横浜のソウルフードと言えるでしょう。
一度口に入れたら病みつきになるあのシウマイはぜひ一度堪能してみては。。。!(ちなみにシウマイ弁当は出来たてが絶品です!)

国道1号線

地下街やビルが並ぶ駅前ですが、駅前広場に出るとまず目に飛び込んでくるのは、この立体的に入り組んだ道路。上は首都高となっていて、横浜駅東口はちょうど横羽線と三ツ沢線が交差する地点となっています。
さらにその下の4車線もある大きな道路は国道1号線。ここは毎年初めに行われる箱根駅伝のルートともなっており、ここはエースが集まる区間として知られる第2区のおよそ中間地点。大学生ランナーが憧れ、想いを胸に毎年ここを駆け抜けていく姿はいつも感動させられます。

立ち並ぶビルに上下で入り組む道路はまさに都会の象徴。これぞターミナル駅!と言わんばかりの様相です。

これぞハマの大ターミナル!駅前を彩る商業施設

都会の中の都会を演出する横浜駅は、商業施設もやっぱり都会!
ハマの中心を華やかにする施設を見ていきましょう。

ルミネ横浜

横浜駅東口の駅ビルとして君臨するのがこの「ルミネ横浜」。
地上9階、地下2階からなる駅ビルは、おもに女性をターゲットとしたお店がぎっしりと入り、レストランもヘルシー志向のお店が印象的です。女性同士のお友達とショッピングはもちろん、彼女や気になるアノ子へのプレゼントもここに来れば困ることはない。。。と思います(笑)

ポルタ地下街

中央通路の東口側へ抜けると、前述にもある地下街「ポルタ」へ。
横浜駅東口の商業施設は、国道1号線を挟むように建っており、その双方を連絡する役割を担うのがこのポルタです。
駅側の階段を下り、直進するとそごうやスカイビル、バスターミナルへと繋がりますが、きた東口やみなみ東口、東側にあるタクシー乗り場や崎陽軒本店とも連絡しているので、横浜駅東口全体の導線となっています。ただここは見ての通り、連絡通路ではなく地下街。ファッション店から飲食店まで一通りが揃うので、行きや帰りもつい寄り道したくなることでしょう。

横浜そごう

ポルタを横目も見ずまっすぐ進むと見えてくるのが、長年横浜駅東口の商業を支え、今でもその象徴ともなっている「そごう横浜店」。
高級ブランド店などが入るあたりはそごうならでは、と言ったところですが、そごうと言えばやはり見ておきたいのがコレ!

横浜そごうの屋上広場

噴水の中央にそびえ立つオブジェと、堂々としたロゴ看板が間近で見れる屋上広場「太陽の広場」。
このオブジェは芸術家・岡本太郎氏の作品で、大阪の万博記念公園にある太陽の塔にも似たオブジェが鎮座しています。
昭和〜平成の商業施設は屋上を利用したエンターテイメント性のあるコンテンツが多いのですが、そごうはその代表格と言ってよいでしょう。噴水のほかにヘリポートやフットサル場、下記にはビアガーデンも開催されるなど、開放的な屋上だからこそできるコンテンツが満載です!
横浜そごう 海と緑の食祭空間

またさらに印象的だったのが、10階レストランフロアの「海と緑の食祭空間 ダイニングパーク横浜」。
その名の通りフロア一面に植樹が施されており、建物内とは思えないくらいの緑に埋め尽くされています。
お店もそごうならではの、1ランク上のお店が並んでいますので、自然とちょっとした贅沢が味わえる空間となっています。

スカイビル/マルイシティ

お次に紹介するのは、そごうのすぐ横に隣接する「横浜スカイビル」。
地上29階建ての高層ビルで、マルイシティ横浜は当ビルの地下2階〜地上8階の1施設として営業。そごうと比べるとカジュアルな店舗展開をしているマルイですが、とくに印象的だったのは、8〜7階のエンターテイメント・ホビーフロアで、2フロアともポケモンに埋め尽くされているような印象があります。

駅の裏側から見た横浜そごうとスカイビル

ベイクォーター

ハーバーサイドに沿うようにして建てられた、おしゃれな雰囲気を醸し出すこちらは「横浜ベイクォーター」。
横浜駅の北東側はヨコハマポートサイド地区(後述)として再開発された地域で、このベイクォーターもその一環として建設されました。そごうと横浜駅きた東口とはデッキで繋がっており、アクセスの利便性も高くなっています。
施設内は地上7階建てで、上層階は結婚式場やユザワヤ。子供服専門フロアの「SMILE KIDS STATION」や、東口界隈では初出店となったマクドナルドも入るなど、マルイからまたさらにカジュアルなお店が多く並ぶのが特徴的です。

施設数や規模もやはり中核駅ならでは!といった感じですが、どの施設も特徴的でターゲットの住み分けがなされているので、一通りグルっと回りながらショッピングが楽しめそうですね。

実はこんなところに!横浜駅東口のバスターミナル

ターミナル駅といえば鉄道だけではなく、多くの公共交通機関も乗り入れており、そのなかでも代表的なのがそう、バスですね。
バスターミナルといえば大型商業施設と並んで、駅に発展を添える象徴の一つですが・・・?

横浜駅東口前の降車専用バス停

横浜駅東口の前には首都高、国道1号線が通っており、その側道に降車専用のバス停がありますが・・・。
えっ?バスに乗るためにはどうすればいいの?・・・思ってしまいますよね。
大丈夫、ご安心ください!横浜駅東口にもちゃんとバスターミナルは存在します!

まずはそごうの方角を目指し、ポルタ地下街を通りましょう。

そごうが見えてきたら、写真のような案内板が見えてきます。
コレを見る限りだと、東口バスターミナルはそごうの右手側にあるということがわかりますね。
この案内のとおりに右へ進むと、階段・エスカレーターがありますので、それを上っていきましょう。

横浜駅東口バスターミナル

すると各フロア別につながる階段があるので、それを上ると。。。見えてきました。
こちらが横浜駅東口バスターミナルです。

横浜駅東口バスターミナル案内表

これがバスターミナルの案内図ですが、これを見るとバスターミナルが横浜そごうの直下にあることがわかりますね。横浜駅東口バスターミナルは、特性と区画条件を利用して、道路と同じように立体的な構造で建てられたターミナルになっています。
フロアはA,B,Cの3フロアとなっていますが、幾分本数も多いので、探すのも一苦労!

YCAT

さらにスカイビル側には「横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)」という一風変わったバスターミナルがあります。こちらは羽田・成田の両空港へアクセスするリムジンバス用のターミナルとして機能していますが、2013年から始まった高速乗合バス制度以降は、日本各地を結ぶ夜行高速バスも発着しています。

横浜駅東口 バスターミナル出口

そんな横浜駅東口ターミナルですが、道路との接続は国道1号線下のアンダーパスで連絡しています。
首都高の高架も合わせるとまさに立体的ターミナルと言った感じです。

近代的なベイフロントとアソビ満載の注目スポット

今度は少し離れたところも見てみましょう。

ポートサイド地区

まさに近代アートか!?と思わせられる個性的な高層ビルが立ち並ぶのは、横浜駅の北東に位置する「ヨコハマポートサイド地区」。
先述のベイクォーターもこのエリアに入りますが、その近辺には高層型のオフィスビルやマンション、インターナショナルスクールなどが立ち並びます。
横浜駅東口ターミナル内にあるYCATもかつてはこのポートサイド地区にありましたが、1996年に現在の場所に移転しています。

シーバス乗船口

お次はベイクォーターの横、帷子川の河口付近に桟橋が。
こちらは横浜駅東口〜みなとみらい〜赤レンガ倉庫〜山下公園間を運行する水上バス「シーバス」。

シーバス

今もなお発展の著しいみなとみらい地区や歴史ある横浜港の景色を、海上から楽しむことができます。
取材日はあいにく運休日でしたが、運航日には1時間に約1〜3本(一部山下公園までの直通便)が運航されています。

アソビル

最後にご紹介しますのは、みなみ東口と直結する体験型複合施設「アソビル」。
前述にある横浜中央郵便局の使われなくなった施設を利用して作られており、いざその建物に入ると。。。

アソビル

昭和レトロ。。。?な要素もありつつ、イラストボードなども置かれた異次元空間となっていました。こちらは1階フロアのアソビル横丁となっており、横浜の人気飲食店が並びます。
アソビル自体は地下1階〜地上4階+屋上の6フロアとなっており、各世代・趣向別にフロアが分かれているのが特徴です。
かつては「うんこミュージアム」や「PuChu!」など子供向けに特化したフロアが数多くありましたが、現在はこれらも会期を終えて現在のように幅広い年代で楽しめる施設となっています。

まとめ

県内最大のターミナル駅として、その地形と条件に制約がありながらも、港町横浜の名にふさわしい発展をしてきた横浜駅東口。
実はもうかれこれ30年くらいよく利用していた駅で、特に東口は幼少期から好きな場所でした。

80〜90年代の百貨店といえば、子供にとっても憧れの場所(おもちゃ売り場も広いし、レストランで美味しいランチも食べれるし)。横浜そごうもその一つで、かつて紙袋のデザイン「かもめYOKOHAMA」は、子供ながら大好きなデザインでした。

また東口バスターミナルもさまざまな路線が発着することから「このバスに乗ったらどんな場所にいくのだろう」とワクワクしながら行き交うバスを見ていたのを思い出します。

今回は改めて憧れの街を歩いてみて、やっぱりまだまだ知らないことがたくさんありました。30年見てきてもまだこの街の全ては知り尽くせてはないなーと思わされました。勉強が足りない。。。!えきレポライターとしての資質を横浜駅に問われてるんじゃないか(笑)
おうよ。まだまだもっと調べ尽くしてやろうじゃないか!

えきまえふぁん編集部

えきまえふぁんの中の人です。
生まれながらの鉄ヲタ。おもに京急や近鉄、阪急を愛する。

「何気ない日常の中にある魅力を伝える」ことを信条に、えきまえふぁんの運営に日々取り組んでおります。

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