JR京葉線の快速停車駅でもあり、武蔵野線直通列車の多数が折り返す南船橋駅。東京湾岸エリアを代表するショッピングスポットが集まるため、その需要は言うまでもなく高い駅となっています。ここでは南船橋を代表する3つのショッピングモールと地域を支えるスーパーもご紹介します。
ここから始まった、ららぽーとTOKYO-BAY
南船橋の代名詞ともなっているショッピングモールのひとつがららぽーとTOKYO-BAY。今では全国に展開するららぽーとですが、当店はその第1号店として1981年にオープンしました。南船橋駅とは動く歩道や歩道橋で結ばれ、徒歩5分程度の距離にあります。一方で西側にバスターミナルもあり、京成本線の船橋競馬場駅から無料バスが出ている他、津田沼駅や船橋駅を結ぶ路線も設定されています(いずれも有料)。
施設内は大きく分けて3つのエリアで構成され、各館の間を縫うようにメインストリートのハーバー通りが伸びます。
最も歴史のある北館は、東急ハンズやH&Mなどの店舗と、キッズ向けのフロアや10代女性向けのショップが集まるLaLa Popteen Landなど、ポピュラーなお店が集まっていましたが、2023年1月8日をもって一時閉館。建て替えが行われるとのことです。(参照)
南船橋駅から近い南館は大人向けのショップがメインで、3階フロアにはレストランエリアとなるダイニングテラスが広がります。
西館はこれまであった施設を建て替え、2013年にリニューアルされた最も新しいエリア。スーパー・ロピアやユニクロ、アカチャンホンポのライフスタイル系店舗と、TOHOシネマズやトイザらス、ポケモンセンターなどのアミューズメント系の店舗が目立ちます。
家具は見て回るを当たり前にした、IKEATokyo-Bay
南口を出ると見える青と黄色のインパクトの強い建物は、スウェーデン発祥の世界最大規模の家具量販店・IKEATokyo-Bay。こちらはなんと記念すべき日本第一号店として2006年に開業。
イケアといえば各商品を順路に沿ってお買い物をするのが特徴ですが、まず店舗2階へ上がりジャンルごとに分けられたショールームで気に入った商品を選びます。紙とえんぴつがあるので、商品のタグに書かれた情報をメモしておきましょう。それが終わると食器や雑貨、小物などを置くマーケットホールへと出ます。ここでは商品を直接カートへ入れられます。さらに進むと商品倉庫となるセルフサービスエリア、ここではショールームでメモした商品を列・棚の番号を元に直接自身で商品をピックアップをします。全ての商品を取り終えると、お会計へと進みます。
その他お会計エリア近くにアウトレットコーナーや、配送サービスカウンター、ECサイトで購入した商品の受け取りができるカウンターもあります。
また2階フロアにはレストランもあり、スウェーデン料理をはじめとしたホットミール、ドリンクバー、デザートなどが味わえます。注文方法はレーンに沿って並べられた料理から自分の好きなものを選び、料理の単価を合算してお会計をします。
会計エリアを出てすぐにある軽食コーナー・ビストロはイケアの目玉のひとつで、その魅力はなんと言っても破格のコストパフォーマンス!さまざまな種類のホットドッグは80円〜、ソフトクリームに至ってはなんと驚きの50円!レストランにもあるドリンクバー(120円)もあり、もちろんおかわり自由。家具だけでなく小腹が空いたときの軽食も、3時のおやつもしっかりと、しかも格安で済ませることができるおすすめスポットです。
さらにそのお隣には食料品コーナーもあります。
協合するショッピングモール、ビビット南船橋
ビビット南船橋はららぽーとの北側すぐ横に隣接するショッピングモール。ニトリやファッションセンターしまむら、ブックオフなど比較的店舗面積の広い店舗や、島村楽器や鉄道模型店・ポポンデッタなどカルチャーに富んだ店舗が入ります。またららぽーとと当店の間は人の流れがとても多く、ららぽーとにないテナントも多いことから、補完的な役割を担い、競合関係と言うよりは協合関係といったところでしょうか。
団地内の生活を支えるスーパー
イケアのすぐ横には昭和の雰囲気を残す大規模集合団地・若松団地がありますが、その一角ではスーパー・アコレが営業しています。その並びには飲食店や郵便局もあり、ほとんどが空き店舗のシャッター商店街になっていますが、当店が元気に営業しているような雰囲気です。時代の流れとともにこういった商店の衰退も目立つようにはなってきましたが、こうして営業している場所がまだあるのも昭和生まれには嬉しいものです。
まとめ
東京湾岸のベイエリアを代表する商業地域のひとつでもある南船橋。今や全国に展開するららぽーとやIKEAなどが、この場所から始まり、その礎を築いてきたことを思うと感慨深いものがあります。
今やみんな大好きであろうショッピングモールのルーツを感じてみてはいかがでしょうか。